DISCLAIMER: The characters and situations of the television program 
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and Ten-Thirteen Productions. No copyright infringement is intended.

TITLE : Skeptical Scully and the Simple Solution

作：Abra Elliot　　訳:tomo

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むかし、むかし・・・

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「モルダー？何してるの？」

「お話を書いてるんだよ。」

「まだウィルは6ヶ月なのよ、モルダー。」

「君も聞いてみたいだろ？読んであげるよ。」

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むかし、むかし、薄暗い地下の不吉な感じのする小さな部屋に‘かわいそうなspooky’というまじめでハンサムな若者がひとりぼっちで住んでいました。

彼はとても不思議な現象ばかりを研究していました。

ある日のこと・・・

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「おもしろい冗談ね。」

「いいから続きを聞いてごらん。きっといい話だから。」

「まったくもう・・・。」

「聞かないと損するぞ。」

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ある日のこと、かわいそうなspookyは、いつものようにひとりぼっちで部屋でスライドをじっと見てました。
すると、スラリとした姿の科学者がやってきてかわいらしくあいさつしました。

「こんにちは、かわいそうなspooky。私は‘サイエンティスト・scully’よ、科学者なの。でも見たところ、あなたはおばかさんなタイプの人間なようね。」

かわいそうなspookyは落ち着いて答えました。


「どうしてですか？サイエンティスト・scully？」

サイエンティスト・scullyはにっこり微笑みました。

「だって、ずっとあなたはおかしな現象の事ばかり追いかけているでしょう？残念だけど、あなたが追っているものはみんな実在しないことなのよ。私は科学者だから、わかるわ。」

かわいそうなspookyは顔をしかめて言いました。

「でもね、疑り屋scully・・・」

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「‘疑り屋scully’ですって？モルダー？」

「え？何か違ってるかい？」

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「でもね、疑り屋scully、僕は証明できるよ、僕の並はずれた研究を見せてあげる。そうすればもう君は僕のことをおばかさんなんて思ったりしないよ。」

そういうとかわいそうなspookyは疑り屋scullyのスラリとした手を握って、薄暗い部屋から外にエスコートしました。

かわいそうなspookyは、疑り屋scullyが彼の後をチョコチョコと小走りについてくる間・・・

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スカリーが顔をしかめて眉を上げた。

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・・・間、優雅に散歩を楽しみました。そして二人は町から町へ飛び、お墓もひっくり返して探し回り、
かわいそうなspookyがおばかさんでない証拠を探し求めました。

このハンサムで、かわいそうな若者は時々とんでもなく驚くものを目撃したりしましたが、疑り屋scullyは一緒に見ることはできませんでした。

何年も二人は一緒に捜し続けましたが、彼がおばかさんでない証拠はなかなか見つかりませんでした。

その間かわいそうなspookyは疑り屋scullyのことを、最高にかわいくてセクシーなセニョリータ（お嬢さん）だと思いはじめ・・・

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「モルダー！」

「何だい？ウィルはまだ6ヶ月なんだよ、わかりっこないって。」

「じゃあどうしてウィルにそんな話を書いてるのよ。」

「僕はウィルのためって言ってないけど？」

スカリーはため息をついた。

「セニョリータですって？モルダー。」

「もっといい言葉があるかい？」

「ないこともないけど・・・。」

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それで、と。その間かわいそうなspookyは疑り屋scullyのことを、最高にかわいくてセクシーなセニョリータだと思いはじめていました。

でも彼女の方はかわいそうなspookyの繊細な心の揺れ動きをちっとも感じていませんでした。


セクシーな靴やシルクのスカートや素晴らしく甘い香りで無意識に彼を誘惑し続けました。

そこでかわいそうなspookyは、これ以上疑り屋scullyへの気持ちで一杯になって、頭がパチッと破裂してしまう前に、彼女への真剣な気持ちを伝えなければ、と思いました。

そしてある晴れた日、かわいそうなspookyと疑り屋scullyがベンチに座って一緒にサンドイッチを食べてソーダを飲んでいるときに、彼は覚悟を決めて疑り屋scullyの方に向き直り、声を震わせながら話し出しました。

「ねえ、疑り屋scully、僕たちはお互い心の中に秘密を持っているんじゃないかな。でも、僕たちは隠し事なんてめったにしないだろう？今、打ち明け合おうよ。」

疑り屋scullyは顔を上げると、急に顔を赤くしてベンチの端に後ずさりして、優しい声で答えました。

「そうね、実は秘密を持ってたのよ、かわいそうなspooky。打ち明けることができるかしら。」

かわいそうなspookyは鼻息を荒くしてうなずきました。

「できるよ。君から言ってみて。」

疑り屋scullyはかわいそうなspookyをじっと見つめてからゆっくり話
し出しました。

「本当のことを言わなければならないのね・・・。」

かわいそうなspookyは心配になって心臓をドキドキさせましたが、疑り屋scullyは微笑みました。

「そんなに心配することないわ、かわいそうなspooky。私はね、もうあなたのことをおばかさんなんて思ってないのよ。」

かわいそうなspookyは目をきらきらさせて、かわいいscullyを見つめました。

「僕ももう君を疑り屋だなんて思ってないよ、scully。」

かわいいscullyもうれしそうに、かわいそうなspookyを見つめました。

「じゃあ、今はどんなふうに思ってるの？かわいそうなspooky？」

かわいそうなspookyは顔を赤くしてドキドキしながら告白しました。

「君は地球で一番かわいくて、最高にセクシーで・・・宇宙一魅力的で・・・。」

かわいいscullyはため息をつきました。

「ばかね、かわいそうなspooky、早く言ってくれればよかったのに。私だってずっと同じ気持ちで・・・」

かわいそうなspookyはうれしそうに彼女にすり寄りました。

「じゃあ、これからどうする？」

かわいい疑り屋scullyは肩をすくめて言いました。

「答は簡単よ、一緒にいて。」

spookyはその通りにしました。

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「ばかね、でもかわいい話だわ。」

「だろ？だからいい話しだって言ったんだよ。」

「誰も“いい話”とは言ってないわよ。」

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そして二人は最高にドラマティックなセックスをしました。

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「そういう表現はやめて。」

「ごめん。」

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そして二人は子供を作りました。

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「いいわ。」

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spookyはその後もかわいいscullyと一緒に不思議な現象を研究し続けました、とさ。

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「最高にドラマティックなセックスなら、あなたがしゃべるのをやめればすぐ実現できるかもね。」
「ケチ。」
「さ、黙ってキスして、spooky。」



〜fine〜