Disclaimer: These characters belong to each other, not me.

Title: The Early 

Dialogues: Soft Light

作：Susan Frankovichさん　　訳：bagpiperさん

「・・で、Scully、ちゃんと聞いておきたいんだが、あの新米刑事に僕のことを話してたって、何を話してたんだ？」

「別に、ふつうよ」

「ふつうってなんだ？僕はまた、僕の華麗な過去の実績を詳細に語ってくれたのかと・・・」

「そんな・・・」

「なぁ、Scully、言えよ。何を喋ったんだよ」

「ほんとうのこと」

「ふーん。で、"ほんとうのこと"って？」

「・・・あなたとパートナーを組めてよかったって・・・」

「へぇ？」

「あなたは、優秀な捜査官だもの・・・」

「それから？」

「あなたみたいに頭が良くてまっすぐな人には初めて会ったって・・・」

「そうなんだ。Ryanに話したのはそれだけ？」

「今まで生きてきて、あなたみたいな"わからず屋"は見たことないって・・・言ったかも」

「僕が"わからず屋"？君って、本気でそう思ってるのか？Scully」

「そうね・・"わからず屋"じゃないかもね。むしろ"頑固者"？」

「それで、ほかにもまだ話したことがあるんだろ？」

「ええ、まあ・・・」

「仕事以外のことであれこれ言われるのは心外だな・・・個人的なこととかさ・・・まさかそんな話じゃないよな？」

「ねぇ、ちょっと、Mulder、そんなにRyan刑事に話したことが気になるんだったら、今すぐ現場に戻って、彼女に聞いてきたらいいじゃないの」

「いや、いいよ。君が、僕をけなすようなことを言うはずはないしな・・・ないよな？」

「もう！何こだわってるの？なんでそんなに疑り深いのかしら」

「Scully、僕はなんでも疑ってかかる性格なのさ」

「たしかにそうよね」

「自分でもばかみたいだとは思う。だけど・・・君がどう思っているかはともかく、僕は君が自分のことをどんな風に話してるのか気になるんだ」

「そう・・"あなたがどう思っているかはともかく"、私があなたのことを貶めたり悪く言ったりすることは、絶対にありえないわ。あなたは、パートナーとしても・・・それに、男性としても・・・素晴らしいと思うから」

「ありがとう、Scully」

「ねぇ、もう事件の検討をしたほうがいいと思わない？何が起きたのか・・・私も考えてみたんだけど・・」

「ああ。ただし断っておくが、君の考えが気に入らないときは、僕は"頑固者"になるかもしれないぞ」

「わかってるわよ」

end