☆ 内容を簡単にご紹介 ☆
モルの言葉がよく聞こえなかったスカちゃん。
「ちょっと待ってよ。今なんて言ったの？」
思わず地方判事のところに行こうなんて口走ってしまったモル。
ついつい言い過ぎてしまったと思い、
「Scully,話し合おうって言ったんだ。」
「何について？」
モルの顔はなぜか青ざめていて切羽詰ったような表情をしています。
それがなぜなのかスカちゃんには訳が分からず。
「何か問題でも？」
「Scully,僕たちは結婚するべきだ。」
「・・・結婚ですってえ？？？！！！」
腰砕けになるスカちゃん。
「冗談でしょ？」
「いや、本気だ。イエスと言ってくれ、Scully」
何かがおかしい。
沸々と疑問がわいてくるスカちゃん。
確かに自分たちは性的関係を持ってしまったけど、それだけで彼が結婚しようと言っているようには思えない。
スカちゃんが不審に思ってモルを見ると、モルの視線は下腹部を凝視していたのです。
そこでようやくピンときたスカちゃん。
「ああ。」
「そう。その“ああ”だよ。」
「Mulder,そのことを話すにはまだ時期尚早だわ。それに、もしそうだったとしてもあなたに結婚を迫ったりしないわ。」
「クソッ・・・僕がもっと早く気付くべきだったのに・・・。」
「Mulder！私は妊娠なんてしてないってば！！私の話を聞いてよ。」
「妊娠してないってどういうことだ？だって君は今、話すにはまだ早いって言っていたじゃないか。・・・ていう事は、いずれは話そうと思っていたんだろう？」
「Mulder,私たち・・・一回しかしてないのよ。それで妊娠する可能性なんてゼロに等しいわ。それにもし妊娠していたとしても別に結婚しなくても構わない。これは本心よ。」
なんだかこんな会話には耐えられず、キッチンから出ていこうとするスカちゃん。
その腕をむんずと掴んで引き止めるモル。
「待ってくれScully」
モルの腕に閉じ込められて発作が始まりそうになるスカちゃん。
「離してMulder」
「ダメだ。君は誤解している。」
「誤解って何をよ？」
「君に妊娠されたら困ると僕が思っていると、君はそう思っているんじゃないのか？」
「私の妊娠の可能性に気付いた時のあなたの表情を見たわ。あれは嬉しそうな顔じゃなかった。あなた“しまった”っていう顔してたわ。でも私はあなたに結婚を迫ったりなんてしない。だからこの手を離して。」
「僕の話を聞いてくれるまで離さない。」
このままでは発作が始まってしまうと思い、妥協するスカちゃん。
「分かったわ。じゃああなたの話を聞かせて。」
「せめて僕の方を見てくれないか？」
「それは出来ない。」
一瞬でも妊娠していたらいいのにと思ってしまった自分に腹が立つスカちゃん。
モルの方を見たら思わず殴ってしまいそうで、モルと目を合わせられないの。
「君が正しいよScully,確かに僕は君を妊娠させてしまったかもしれないと気付いた時、怖かった。でも君が思っているような類の怖さじゃない。」
「でも怖かったのは事実でしょう？顔にはっきりそう書いてあったわ。」
「違うよScully,僕は今まで自分が子供を持てるかもしれないなんて考えたこともなかった。僕がいた世界とは無縁のことだったから。でも君に子供が・・・って思った時、僕は嬉しくて、君がイヤだと言っても君をかついで教会に飛び込もうと思ったんだ。だってこれからずっと君と一緒にいる理由ができたんだから。」
「Mulderそれって？・・・あなたは私に妊娠して欲しかったっていうこと？」
「“そうだ”って言ったら、僕はひどい男かな？」
「でもどうしてあなたがそれを望むの？私たちは知り合ってまだ数日しか経ってないわ。あなたは私を知らないし、私もあなたのことを知らない。結婚を考えるには少なくともベストな状況じゃないわ。」
「そんなの構わないさ。君に再会できた時から僕は決めてたんだ。君といると、香港で自分が失った人間らしさを取り戻せるような気がするんだ。君は僕が血の通っている人間だと思わせてくれる唯一の女性だ。でも僕が“結婚しよう”と君に言った時、君は明らかに困っていた。そこで僕は間違いを犯したことに気付いたんだ。きっと君はノーというだろうと・・・。僕が怖かったのは君の返事を聞くことだった。そして、君の答えは案の定ノーだった。」
「あなたに責任を押し付けてがんじがらめにしたくなかったからよ。なんだか私たちってすぐお互いを誤解しちゃうわね。」
「君に会うまでこんなに女性に手こずったことはなかったんだけどな。」
「私だってそうよ。」
「僕たちはうまくやっていけるかな？」
「きっとね。」
そこですっかり雰囲気がよくなって、キスをしようとした二人ですが・・・
「Dana！」
とCharlesが呼ぶ声がして二人はガックリ。
「君の家族の邪魔が入らない場所はこの町にはないのか？」
「あのね・・・ママとパパは今夜はディナーに行って映画を見に行くんですって。だからまだ当分は帰ってこないわよ。」
そこでCharlesがキッチンのドアを開けて登場。
「二人ともこんなところにいたのか。こっちに来いよ、メルビンがマンボを教えてくれるんだ。その後ダンスホールに行かないか？」
ところが同じことを考えていたスカちゃんとモル、Charlesの誘いを振り切って手に手を取ってキッチンの勝手口から脱走♪
「君の家までどのくらいだい？」
「２ブロックよ。早足で１０分で着くわ。」
そこでモルってばスカちゃんを担ぎ上げ、
「走れば５分だ。」コートも着ないでMelissaの家を飛び出して走った二人、さすがに凍えてScully家に到着。
ここで初めてモルはスカちゃんが駅まで自分を引き止めにきてくれた理由を考えるのです。
どうしてスカちゃんの態度が急に軟化したのか？
それを考えて、モルは一つの結論に至ります。
「あいつが話したんだな？」
「誰が何を話したって？」
「Charlesが話したんだろう？チャンや僕のことを全て。麻薬の禁断症状が抜けるまで２週間も拘束服を着せられていたとか、その間ずっと気違いみたいに叫び続けてたとか、物を吐かずに靴の紐が結べるようになるまで２ヶ月もかかったとか。」
そこまで言ってしまってから、スカちゃんがちょっとひいてしまったのを察知したモル。
スカちゃんの態度が軟化したのは、自分に惹かれているからではなく、同情だったのだと思い、ガックリきちゃいます。
「ええ、Charliesは私に話してくれたわ。でもそんなに残酷だったとは知らなかった。」
スカちゃん涙声で答えますが、モルは自分のために用意されていたベッド兼カウチにもぐりこみ、すっかりふてくされモード。
モルが欲しいのは同情なんかじゃないのですねー。
「今僕が話したことは忘れてくれ。部屋に行ってもう寝た方がいいよScully」
でもスカちゃんつかつかとカウチまで歩み寄り、モルの隣にどっかりと座り込みます。
「毛布貸してよ。寒いんだから。」
スカちゃん毛布の片方にもぐりこんで、モルの肩に頭を乗せて腕を組んで言うの＾＾
「私には何でも話していいのよ。」
「きっと聞かなきゃよかったと思うよ。それに、僕も今は話せそうにない。」
「分かったわ。じゃあ私の話を聞きたい？」
「本当に僕に話したいと思ってる？無理してないかい？」
「もちろん。」
そこでモル、スカちゃんの手をにぎにぎして、先を続けるように無言の催促を。
「最初の扱いはまだよかったわ・・・日本軍の事よ。食事も寝る場所もまともで、捕虜のための病院もそれなりに設備が整っていたわ。薬や物資も豊富で、その頃私たちが看護をした兵士は殆ど生き延びることができたの。」
「君はどこで捕虜になったんだい？」
「マニラよ。パールハーバーの２，３ヶ月後だったから、戦争が始まってまだ間もない時期だったわ。」
「アメリカ人がマニラで捕虜として日本軍に捕らえられたっていうニュースは当時香港で聞いたよ。あんまり詳しい情報は入ってこなかったけど。」
「アメリカ軍がバターンまで退却したところで、マッカーサーがマニラの武装解除を宣言したの。途端にその隙をついて日本軍がマニラに攻め込んできて私たちを捕虜にしたのよ。最初は私たちも楽観的だったの、さっきも言ったように待遇がよかったから。日本人のPOWと引き換えに、私たちを解放してくれるっていう噂も何度かあったの。でも噂は所詮噂で、現実にはならなかったわ。そして何回かそんな噂が立ち消えた後、私は遂に希望を持つことをやめたの。」
「そして日本軍がやさしかったのも、長くは続かなかったんだな？」
「そうよ。４３年に小西っていう男がキャンプに赴任してきたの。そして、捕虜キャンプの南端を封鎖して立ち入り禁止にしたの。」
「どうしてそんなことをしたんだ？」
「私たちも最初は理由が分からなかったけど、わざわざ訊ねたりもしなかったの。でも、間もなくして、負傷していた捕虜が毎日一人づついなくなっていくことに気付いたの。日本軍の警備達は、彼らは夜の間に死んだんだって説明していたわ。でもいなくなったのはみんな軽傷者ばかりよ。死ぬはずがないわ。」
「日本人のPOWと交換に解放されていたんじゃないのか？」
「とぼけるのがうまいわねMulder」
「何が？」
「あなただって日本軍が私たち捕虜にどんな扱いをしたのか知っているんでしょう？」
「そうだな。実を言うと、この先は聞かなくても大体分かっているよ。」
「でも、話した方がいいわよね。」
「ああ、続けてくれ。」
「座間っていう医師がいたの。幽霊みたいに薄気味の悪い男だったわ。やがて、警備の男たちが、そのドクター座間がキャンプの南端で何をしているのか噂をし始めたの。私は日本語を習得していて――警備の男たちが何を話しているのか、大体は理解できるくらいになっていたのよ。」
そこでモルは、ユタでスカちゃんを椅子に縛り付けていた時にスカちゃんが無意識に口走っていた日本語を思い出します。
「お願い」とか「いいえ」とか「やめて」とか。
きっと収容所でもこの言葉を口走る状況が何度もあったのだろうと容易に想像がつくモル。
そしてその忌まわしい記憶を再び思い出させるようなことをしてしまった自分を激しく責めるのです。
「Scully,ごめん――」
「日本軍は私たち捕虜を毎日一人ずつあのキャンプの南端の建物に連れて行っていたのよ。最初はその建物からは何も聞こえなかったの。聞こえないように用心していたんでしょうけど。でも、戦局が悪化して日本の敗色が濃厚になると、彼らはなりふりを構わなくなったわ。私たちを飢えさせて・・・南端の建物からは昼も夜も常に悲鳴が聞こえていた。
ドクター座間は負傷兵を使って何らかの人体実験をしていたのよ。でもそんなこと許されるはずがないわ。だから私は座間にたてついて、警備の目を盗んで建物の中で何をやっているのか覗こうとしたの。仲間の看護婦たちは私をクレージーだと言ったわ。知らない振りをする方が賢明だって。でも、実験で殺されなくても、私たちはゆっくりと確実に死に向かっていたのよ。」
「Scully――」
これ以上は聞くに堪えなくなったモルですが、スカちゃんはやめようとしないの。
「彼らは私を殴ったわ。でも、何度殴られても私は彼らに食べ物と薬を要求し続けたの。私はあの負傷兵たちがどこへ消えたのか、真実を知りたかった。でも彼らは決して話さなかった。そのうちに、彼らは私を“穴”へ入れたわ。」
それを聞いてギョッとするモル。
“穴”とは刑務所や収容所の中では独房を指す隠語で、スカちゃんがいたロス＝バノスの場合、ただ単に地面に穴を
掘っただけのものだったのです。
「そこは暗くて汚くて狭かったわ。そして、すごく暑かった。でも最初に入れられていたのは１時間くらいのものだったの。だから平気だったわ。」
「Scully,もうやめてくれ、頼む。」
「次はもう少し長くなったわ。そうやって徐々に長くなっていって――最後の方は何時間くらいだったのかしら、もしかしたら丸一日だったかも。覚えているのは、すごく息苦しかったことだけよ。砂埃がひどくて、それが目や鼻や喉に突き刺さったわ。そこはすごく狭くて、私は足を抱えて丸くなっていなければいけなかった・・・Mulder,私はもう狭い所や、拘束されるのには耐えられないの。オーバーのボタンさえも息苦しくて一番上までとめられないのよ。」
そこで今までのスカちゃんを思い出すモル。
①朝に駅まで迎えに来てくれた時も、オーバーのボタンはしていなかった。
②椅子に縛り付けられていた時の異常なまでの暴れぶり。
③Scully家で再会した時に、Charlesと自分に囲まれて逃げるようにその場を去ったスカちゃん。
④Melissaの家のキッチンで執拗に手を離してくれるように言っていたスカちゃん。
「もういいよScully」
すすり泣くスカちゃんを懸命にあやすモル。
そこでスカちゃんは、
"It's you,"
"It always has been. I just didn't know it until now."
と言うのですが、これって意味が深いので日本語にするより原文の方がニュアンスが伝わるのではないでしょうか・・・。
『運命の人はあなただったのに、私は今まで気が付かなかった。』
という感じなのでしょうか。何か軽くてスイマセン。うまい訳がみつかりませ～ん。
やがて泣き止んだスカちゃんなのですが、スカちゃんはここでぼんやりと気付くのです。
あの時ロス＝バノスのキャンプで自分を救ってくれたのはやっぱりモルではないのだと。
なぜスカちゃんがそういう結論に達したのか、その経緯は書いてないのですが、モルの過去も踏まえて冷静に考えて、あの時期にモルがフィリピンにいるはずはないと思ったのでしょうね。
でも、自分を救ったのがモルの弟のSamだということを知るのはもう少し先のお話で・・・。
で、ここ数日の一連の出来事は、他の誰とでもなく、＊モルと＊起こるべくして起こったのだということを運命的に受け入れるのです。
ここが、スカちゃんがロス＝バノスやハンサム君の幻影を吹っ切った一つのターニングポイントなのでしょう。
「キスして。」
「それはあまりいい考えだとは思えないよ。」
と、モルが言っているのも聞かず、スカちゃんは強引にモルにキス。
「あなたが欲しいの。ベッドに連れて行って。」
「Scully,ユタでの事だけど、僕はまだ――」
「いいのよ。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、せめてちゃんと謝らせてくれないか？」
「もう謝ったじゃない。」
「僕が？」
「ええ。Mikeおじさんのお店で。だからもういいのよ。」
「Scully,僕たちはセックスをすべきではないと思う。みすみす可能性をまた一つ増やすだけだ。このことについてはさっきも話し合っただろう？」
もちろん、モルが言う可能性とはスカちゃんの妊娠のこと。
「でも、あなたさっき結婚しようって――」
「ああ、言ったよ。もちろん本気だ。それでも、今はまだやっぱりその可能性を増やすべきではないと思う。それに、他にも方法はある。」
「方法って？」
さあ、ここで二人のユタでの一夜を思い出しましょう！
『でもいざ始まっちゃうと二人の身体の相性は抜群なわけですよ～。←これ大事。
そんでハンサム君ものめりこんじゃってがーっといきそうになるんだけど、自分だけさっさと終わっちゃったら最初の目的を思い出すのね。
こっからがハンサム君ってばサイテー男丸出し！！
自分のナニを引っこ抜いてその代わりに指を入れて、
「お前はまだだろう？続きが欲しければチャンの居所を吐け。」
なんて。
そこでさすがのスカちゃんもプッチン。
ハンサム君のジーンズからすべり落ちた銃をつかんで、思いっきり頭をばっこーーんって殴ったらハンサム君はあえなく気絶。
「このサイテー男！！！！」
スカちゃんはそう叫ぶとさっさと服を着て、ハンサム君のジーンズのポケットから鍵を抜き取り、ジープを失敬してそこから立ち去るのでした。』
という最悪な一夜でしたね。
モルはスカちゃんにこの続きをしようと言っているのです＾＾
「服を脱いで。」
そこでスカちゃんちょっとためらうんです。
でも頭の中はすっかり計算マコちゃん。
Charlieは他のみんなと一緒にダンスホールに行ったし、両親はまだまだ帰ってこないし。
カウチの上でっていうシチュエーションがイマイチだけど、まあいっかー！みたいなもんで。
で、セーターもジーンズもブラも脱いで、スカちゃんがガーターベルトに手を伸ばした時、おそらくモルのファンタジーの中の一つにあったのでしょう。ガーターは絶対に僕が脱がすぞ！ってなもんでスカちゃんを制してモル自らガーターを脱がせちゃったりして。
そんでカウチに座ったモルに「おいで」なんて言われようもんなら、女としてはホイホイと行っちゃいますよね？←同意を求める私。
で、モルってば足の上に跨ったスカちゃんの肩に毛布をかけて、「暖かい？」なんて。
そりゃああなた、モルは体温高そうですから暖かいでしょうねえ～！
でも、ジーンズのボタンを外そうとするスカちゃんには、
「僕はいいんだ。」
と、何とも殊勝なことをのたまうのですわ。
それでも強引にボタンを外してなでなでし始めたスカちゃんにモルが一言。
"I can't come inside you, Scully,"
はい。直訳しましょう。
「僕は君の中で出せない。」
でも納得しないスカちゃん。
「分かってるけど・・・じゃあ別の方法でお手伝いするわ。やり方を教えてくれる？」
と大胆発言。
無邪気だからかえってコワイ・・・（笑）
思わずどもるモル。
「ま・・まだ僕はいいからさ、後でいいんだ、ホントに。」
「じゃあ私は何をしたらいいの？」
なんて言っているスカちゃんに、すかさずモルが指を挿入～♪
「好きなように動けばいいよ。マンボみたいなもんだと思えばいいんだ。」
・・・とまあそんなこんなでコトも終わり←こう書くと実もフタもないですが・・・
モルの腕の中でぐったりのスカちゃん。
ここまで読んでいるとすごく長いように思えますが、実際は二人が出会ってまだ一週間も
経っていないのですね。で、こんな短期間で運命が変わってしまったことにスカちゃんはちょっとびっくりしているのです。
幸せのため息をついたスカちゃんにモルが
「大丈夫だったかい？」
と訊ねたら、代わりに返ってきたのは冷ややかな男の声。
「ああ、大丈夫さ。このSon of a bitch」←翻訳不能
えっ？と思って顔を上げた二人の視線の先にいたのはぬわんとCharlesが！
☆ HISAYOの感想 ☆
いきなりプロポーズなんてモルったらーー(*^O^*)と笑顔満面でこの章は始まるわけですね～♪でも当然それをすんなり受けるスカちゃんというわけではなく・・・
しかも自分が妊娠しているかもしれないからって思ってしまっているのだったらなおさらのこと。
しかしああいう出会いでああいう展開にまでなってしまっている二人なのですけども、それを超えるような気持ちのつながりがあるのは大満足でございます～。
やっぱりモルスカは愛し合う運命にあるわけですから！
でもここのプロポーズした、された理由の行き違いはもっともっと複雑に絡んでしまうかとヒヤヒヤもしたのですけども、とりあえずその辺の誤解はすんなり解けたようで良かったです。
なんかこのお話、誤解・すれ違いが続いていますものねぇ(=_=)
だけどその辺のヤキモキも読者を惹きつけている要素としては大きいのでしょうか？そしてそのヤキモキも微妙なさじ加減って感じもしますです(^^)
んでもって誤解のとけあったふたりはもちろん気持ちもぐぐーーーっと近づいちゃうわけでね(*^m^*) ムフッ
ま、その気持ちに気がついていなかったのはスカちゃんだけだし、互いの気持ちが通じていないと思っていたのはモルスカだけ。
後の周りの人たちはみーんな「このふたりって・・・♪」と思っていたみたいですからね～。
だからチャーリーもダンスホールなんかに誘いにこないでそのままそっとしておいてあげればいいのにー！でもそのきっかけがあったおかげで、二人の愛は一気に燃え上がるって感じなんでしょうか？（手に手をとって駆けていくのも最高ですけども、最後にはモルがスカちゃんを抱き上げちゃうのももっと良いですね～♪）
しかしここでモル・・・またふて寝状態？？
すーぐそうやって拗ね拗ねしちゃうあたりはモルそのものですよね～。
本編のモルはそこに無断で突っ走りっていうのが多いわけですけども、ここではふて寝なんですね(^^;
でもそこでもだったらいいわよ！って感じでモルを放っていってしまうスカちゃんじゃなくてホッとしました。ちゃーんとモルの気持ちをこちらに向けようと（まぁ元々向いているので簡単っちゃ簡単なんでしょうけど）そこに残るっていうのもスカちゃん可愛いです。
そしてお話の流れから言ってもここで一気にそれそれーーーって感じで進むのではなくて、いろいろな話をするのも、それだけのためじゃないって感じで良いかも～(*>o<*)
自分の過去を打ち明け合い、そしてどんどん狭まっていく二人の距離。いいですねーヽ(^0^)ノ
そしてそこからはねぇ～！あまぁ～～くてふかぁ～～い世界に突入ーーーっっ(>▽<)/
・・・・って思ったら。モルもどうしてここでそういう生殺ししちゃいますかね？？
寸止めっていうかねぇ～┐('～`；)┌ ←さらりとキワドイ単語。
まぁ可能性をこれ以上増やしたくないっていうのも分かりますけども、それでもやっぱり期待に応えて欲しかった！・・・え？誰の期待かって？？もちろん私のです(*^^*ゞ
しかーし！ここで表れちゃって全てを見ちゃったチャーリーくん。
さすがにショックでしょう(^^; 妖精ちゃんとまで呼んで慕っているおねえさまのアラレもない姿を目の当たりにすれば(^^;;;
さてさて続きはどうなるのでしょう？チャーリー君大暴れなのでしょうか～？？？
