☆ 内容を簡単にご紹介 ☆
このお話はSmutというジャンルに分類されるお話です。
根を詰めて長〜いお話などを読んだ後、フッと読みたくなる事があります。
Smutとは、直訳すると「卑猥なお話」。
なので普通のNC-17よりは性描写も過激です。
でもあんまりそのシーンばっかり続くと段々お腹一杯になって飽きてくるというパターンもあるのですが、さすがは１９９９年のSpooky AwardのMulder＆Scully恋人未満Fic部門で1位を獲得した作品だけあって、最後までとっても楽しく読ませていただきました。
Part4までありまして、MulderとScullyの絡みは最後のPart4だけです。
そして、このお話の後にAtollというタイトルの続編もあります。
２ヶ月くらい前から金曜日の退社時には“良い週末を”という意味で軽くキスを交わすのが習慣になっていた二人。
ある時ケンタッキー州で誘拐事件があり、Mulderは出張に行きますが、ScullyはSkinnerから検死の要請があってD.C.に居残りになってしまいます。
そんな時、Scullyのアパートの部屋がいきなり管理人によってFumigate（消毒）され、←向こうってこういうのあるんでしょうかね〜。バルサンみたいのをたくのかな。
煙っぽくてとても自分の部屋では寝られないということで、一晩部屋に泊まらせて欲しいとScullyはケンタッキーにいるMulderに電話をします。
その連絡を受けてMulderは“帰ったらベッドにはScullyの匂いが残っているはずだ〜！”と大喜び。←こんなんで喜ぶなんて可愛いな〜
（この時点でMulderの寝室には天井に鏡の付いたあのウオーターベッドが存在しています。）
ScullyはMulderのアパートに行き、食事をしてMulderのベッドに入りますが、枕やシーツからはMulderの匂いがして眠れるどころではありません。Scullyはだんだんムラムラしてきてエッチな気分になり、いけない妄想を始めてしまいます。
でも、こんな不健康なことしてちゃダメよ！と思い立ったScully。
思い切ってMulderをベッドに誘う計画を立てます。
翌日D.C.に戻ったMulderは早速自分の部屋に帰り、Scullyの痕跡を探します。
Scullyは几帳面なので、滞在していた痕跡をあまり残していないのですが、捜査官Mulderはシャワールームやキッチンで目ざとくちょっとした変化を発見してまたまた大喜び。
結局この二人って似た者なのか、ベッドに入ってScullyの残り香を嗅いだ途端、Mulderも妄想爆裂させちゃうのでした・・・。
これは話が前後してまして、Part1がMulderの妄想編、Part2がScullyの妄想編となっております。
で、Part3がScullyがMulderを誘うお話。
Mulderをベッドに誘うと決心したのはいいんですが、一体どうすればいいのか悩むScully。
不自然にならないように休日に食事に誘うことから始めます。
そこでScullyが選んだのがエチオピア料理。
エチオピア料理って一体どんなの？とMulderは最初いぶかしがりますが（私も思いました）、個室で床に座ってナイフやフォークを使わずに汁物も全部手で食べるというScullyの説明を聞き、手掴みで料理を食べるワイルドなScullyを想像したMulderは興奮して二つ返事でオーケーします。
ところがこのFicの中のMulderは単純なだけではなく、ちょっと鋭い。
休日にScullyの方から食事に誘ってくるなんて絶対に何かあるはずだと思い、何を企んでいるのかとMulderは率直にScullyに問いただします。
最初Scullyは“私達ってもう６年もパートナーを組んでるのよ”とか、“UFOだけじゃなくてそろそろ違うものに目を向けてみない？”とかあやふやな事を言うので、MulderもScullyが何を言わんとしているのかさっぱり掴めず、「何かの連想ゲームでもしてるのかい？？？」っていう状態。
とうとうシビレを切らしたScullyはようやく“私はあなたと寝たいの”と単刀直入に告白します。
心の準備もできていないのにいきなりそんな事を言われたMulderは思考がストップ。
しかしScullyは、“周りの人達はみんな私達がとっくに付き合っていると思っている。唯一付き合っていないと思っているのは他でもなく私達だけ。”とたたみかけ、“金曜日のキスを始めてからというもの、二人の間の性的なテンションは目に見えて高まっているのに、これ以上何をもったいぶる必要があるの？”とトドメを刺します。そして、自分の言いたい事はもう全部言ったから、あなたにその気がなかったらハッキリ言ってもらって構わないわ！！とMulderに迫ります。
突然のScullyの告白に呆然としていたMulderもようやく我に帰り、ここで自分が応えなかったら全てが台無しになるということに気付きます。そして、自分もこれまで何度もScullyをベッドに誘うことを想像してきたけど、実行に移すきっかけがなかったと正直にScullyに伝えます。
で、都合のいいことに彼らがいるのは個室だったので、そこで始まってしまいそうな雰囲気になりますが、やっぱりScullyは常識人。
場所をMulderの寝室に変えましょうということで、Part4になだれ込みます。
Part4はもう書くまでもないですね・・・。
ホットなラブシーンのオンパレードです。
不思議なんですけど、性描写の所って本当にスラスラ読めるんですよね〜。Part4が一番長いんですけど、一番読むのが早かったです・・・。
分からない単語があっても想像力を働かせてこんなもんかな？とか、辞書で調べてもそういう単語って本当に覚えるのが早いし、絶対に忘れない。
私は基本的に読むFicはNC-17という、いわゆる１８禁ものが殆どです。一生懸命読み進んでいくと、最後にはご褒美のように二人の熱〜いラブシーンが待っている。このパターンはもうやめられません♪
HISAYOさんや皆様もPart4だけでも読んでみませんか〜？
楽しいSmut Ficのおすすめでした♪
☆ HISAYOの感想 ☆
由美さんのご説明を読ませて頂いて、ニマニマ顔がやめられませんでした〜(*^m^*) ムフッ
なんか楽しくて読んでいる内にワクワクになっていくＦＩＣ間違いなしって思いますよね〜♪
私ははじめてSmutというジャンルが存在するということを知ったのですけども、なんか楽しそうなジャンルですね(^^)
しかもご紹介頂くのは「１９９９年のSpooky AwardのMulder＆Scully恋人未満Fic部門で1位を獲得」という折り紙付き！たっくさんある英語ＦＩＣの中で賞を獲得するというのは、やはりそれなりの質も兼ね備えているということですものね〜(*^o^*)
ＰＡＲＴ４まであって続編まであるというところが長編好きの私の気持ちをすでにくすぐってくださるのですけども、ほんとこのＦＩＣのモルスカ。なんか本編から遠そうでぢつは近いのでは？と思うのは私だけでしょうか？
ほら、モルってば鋭いのが鈍いのか？っていう時がけっこう本編でもあるでしょ？さすがモル〜って思うときもあればやっぱりモルだからなぁ〜って思う時もある。そんなモルがこのＦＩＣでも見え隠れっ(*^O^*)
そしてスカちゃんもそんなモルを知りすぎるほど知っているし、世界中でただ一人のモルダーの理解者であるのですけども、ちょっとそのことを忘れちゃったのでしょうかね？遠回しに誘ってもモルだからね〜┐('〜`；)┌ でもスカちゃんもやはり女性ですからね。最初はやんわりと誘ってそれで気がついて欲しいと思うところがあるに違いないですよね。そんなところが可愛いです♪
でもやっぱりモルはモルだったのねバージョンのモルなので気がつかないところもこれまたいいですし（笑）そしてダイレクトにスカちゃんが言葉にしたときのモルのパニック顔が浮かんで来るようですよね〜。あのＦＴＦで自らが説明したパニック顔かなぁ〜？あー想像するだけで楽しいわぁ(*￣m￣) ププッ
しかしスカちゃんもエロチックな（え？そんな事まで言っていない？！）気持ちにさせるためにエチオピア料理に誘うって・・・うーん・・あくまでも知的だ（そうなのか？）エチオピア料理の代表って確か肉を煮込んだシチューみたいなのだと思ったのですけど、そう言うのも手なわけですかね〜？そういうのを指ですくってこぼしそうになりながら、あのポテっとした唇に運んでいく様は・・・確かに色っぽいかも〜。これはモルスカどっちにがしても「せくしぃ〜」でございますわねヽ(〃ｖ〃)ノ パァァァァ〜〜♪
そしてそんな状況でダイレクトなスカちゃんの告白。そりゃモルだってそこで襲いそうになりますわね。今までスカちゃんへの気持ちを抑えて我慢していた分、弾けた時はそれはそれは「すんっっっごいですモル」っていうのが基本ですから（そうなのか？ＰＡＲＴ２）
レストランの個室でそのまま「がばちょ」もある意味興味ありなんですけど（笑）ま、でもモルのお部屋にもどってじっくりとっていうのが邪魔されずよろしいかと思われ(*^.^*)
・・・スカちゃんの提案も当然だわねとＰＣの前でウンウンとうなずく私。
ＰＡＲＴ４だけでもと思った私は早速見に行かせていただきました〜(*^o^*)
でもね・・・なんか単語の意味一つとってもたくさんの意味がある英語じゃないですか？どれを選んで使って良いのか分からず撃沈(T∇T)
本当はここで一文だけでも自分なりに訳してみてこんな風にＨＯＴなんですね〜！と書きたかったのですけども、そんなことはとうてい出来ず・・(>_<)ヽ翻訳してくださっている皆様のご苦労と実力のほどを実感致しました。
でもなんとな〜くですけども、ＨＯＴなのは分かりましたヽ(〃ｖ〃)ノ
このジャンルの存在が分かっただけでもとっても嬉しかったですし、賞を取った楽しい作品のあらすじを知ることが出来たこともとってもとっても嬉しかったです(*^o^*)
由美さん、ご紹介ありがとうございました〜！
