☆ 内容を簡単にご紹介 ☆
S4のField Where I Died がSpoilerのお話で、あの事件後から始まります。
Shipperなら特に、あの死んじゃった彼女（名前忘れました・・）のとモルの時空を超えた「運命」みたいなものが気になる所。二人は一緒になる運命なのか。じゃあスカさんは？この辺がテーマになってます。
この二人の「運命」は、スカさんも勿論気になるところ。
あの事件の後、モルとスカさんは起こった事について話し合います。
スカさんは思い切って、あの彼女が好きだった？とモルに尋ねます。
でもモルは別にそんなことはなく（当然ですけど）、二人が一緒になる運命だとも信じていない様子。
そして、今回（今世）は正しく事が動いたんだよ。その証拠に、今までの前世では僕ら3人の中でいつも最後に残るのは彼女だった。
でも今回は、僕らが残って彼女が先に逝ってしまった。
と、Mondayのような話をします。
スカさん的には、とりあえずモルが彼女を愛していないし運命だとも信じてないという事で一安心。
一応二人の中では気持ちの整理をつけてこの件はお仕舞い・・という事に。
因みに、この時点でスカさんは自分のモルに対する気持ちの自覚はありません。
そして時は流れて一年後。
モルはまた訳の分からない「情報屋」に会いにどこか遠くへ。
勿論スカさんも誘われたんですが、嫌だといって断ったばっかりに、一人オフィスでつまらない日を送っております。（苦笑）
特に何もすることがないのでファイルキャビネットの整理でもするか・・と思い立ち、
ファイルを整理していると、あの事件のファイルが。
その中から、モルとMelissa（思い出したー！^0^;）の南北戦争時代の、あの写真がポロリと。
あの事件の事や、その後の二人の会話を思い出したスカさん。
あの時は「輪廻なんて信じない」という態度だったスカさんですが、その場で一緒に倒れたという「自分」の事がどうしても気になって仕方ありません。
そこで、モルも居ないことだし、休みを取って早めの週末にし、あの事件のあったテネシーまで飛びます。
そこであの時モルとMelissaの催眠をしたドクターに会い、らしくないと思いながらも、自分も催眠で過去に遡ることに。
するとなんと、モルの友人で一緒に戦場に散ったというその男性（スカさん）は、なんと実は男性になりすました女性だったのです。
戦死した父と兄の意思を引き継ぎ、家族には内緒で男に成りすまし兵士になった彼女は、小柄ながらも素晴らしいリーダーシップを発揮し、モルを始め部下からとても信頼される上司。
でも実は、親友となったモルに叶わぬ想いを抱きつつ、彼とSarah（Melissa）の幸せを願う女性だったのです。T.T
当然ながら、スカさんの催眠セッションは涙のうちに終了。
気持ちと頭の整理が付かぬまま、オフィスを後にした彼女の向かった先は、以前も訪れた地区の歴史資料館（？）。
モルとMelissaの昔の写真を見つけた、あの資料館です。
勿論探すは、「昔のスカさん」、本名はCaroline、偽名はLiam。
資料館の職員のヘルプを借りて、見つけてもらったのは彼女/彼のつけていた日記。
本当は貸し出しはしない物なのだけれど、連邦職員なら・・という事で、ホテルに持ち帰るスカさん。
覚悟を決めて最初のページを読み始めます。
そこには、女性なのに男性として入隊した思い、兵士として任務を遂行する固い意志と不安な気持ちが亡くなった父親宛てに書かれていました。
取りあえず動揺することもなく読めた事に安心したスカさんは、腰をすえてその後のエントリーを読むことを決め、食事も済ませパジャマに着替えてベッドに座ります。
そしてどんどんと先を読み進むスカさん。
Carolineの「男性兵士」としての日常や亡くなっていく部下を惜しむ気持ち、上司と
しての責任、そして、新しく部隊に加わったSullivan（モル）との友情などが語られ、その中でどんどん彼に引かれていく女としての自分と、男の親友としてしか見られていない悲しさ、更には、Sarahに想いを寄せている彼への苦しい想いが切々と綴られておりました。
どうやらSarahと彼は相思相愛のようで、辛いながらも、いつ自分の命が尽きるとも知れないこの戦場で、もし生き残るべき人がいるのならこの二人であってほしい・・と、彼らの幸せを願います。
もうスカさんも私も、涙なしでは読めません・・。T0T
ボロボロになったその日記に挟まれていたのは、女性と男性の写真。
一人はCarolineとしての姿で、どうやら結構良家の出身らしく、きちんとしたドレ
ス姿のとても美しい女性。
もう一つはLiam。軍服を着た彼は、同じ人物なのか？と見間違うくらいの凛々しい姿でした。
スカさんはこの日記を書いたこの女性が、本当に自分の前世かどうかは確信できないけれど、それでも言葉では表せない何かがあると感じるのでした。
そして何より、彼女の生き様や心情が、今の自分にも当てはまってしまう事を自覚します。
その時初めて、自分のモルへの気持ちをはっきりと認めることに。
益々重なってしまうCarolineと自分に愕然として涙が流れますが、だからといって、どうしていいのかも分からず。
でもまだDCに戻るまでに1日あると気付き、スカさんは南北戦争時代の兵士の墓地に向かいます。
そこで戦死したLiamのお墓を探し、その前で話し始めます。
私がこんな事するなんて・・と思いつつ、自分かもしれない人に話しかけるという行動にも違和感を感じつつ、それでもスカさんは心の中にある思いを静かに話し始めます。
あなたは本当に彼を愛していたのね・・でも、彼はまた戻ってきたのよ。
Fox Mulderっていうの。
今は私のパートナーで親友。あなたの書いたものを読んだ限りでは、彼は昔と変わっていないみたい。
Sarahはもう居ないわ・・1年位前に亡くなったの。でもだからって・・。
私も以前から彼にそれなりの想いを抱いていたの。でもつい最近まで気付かなかったの、
本当は彼を愛していたんだって・・・本当はそんな事、起こってはいけないのでしょう？
そう語りかけた時に、突然風が吹いてスカさんの身体を撫でます。
それがCarolineの答えだったのでしょう、スカさんは微笑んで「ありがとう」と囁きました。
心を決めたスカさん、これから自分がしようとしている事に緊張で心臓が飛び出そうになりながらDCに戻り、モルにアパートに来るように連絡をとります。
様子がちょっと変な彼女に心配そうなモル。
モルも、例の情報屋からは何も得られず、少し早めに帰って来たもののスカさんは留守でますます心配。
スカさんは自分のテネシーへの旅の話をして、モルに自分の催眠セッションのテープを聞いて欲しいと手渡します。
その場でテープを再生したモルは言葉を失います。
そして更に、Carolineの日記を彼に差し出します。（どうやら持って帰ってきちゃったみたいです・・）
スカさんは、Carolineの言葉と私には否定できないほどの共通点があるの。
二人の考え方や感情があまりにも一致しすぎて、どんなに抵抗しようとしても、私は以前はこの女性だったって認めざるを得ないの。と告白。
その言葉にビックリするモルですが、この日記を読みながら私が言った事を思い出して。
でもここでは読まないで、と、日記と共に一旦モルを帰します。
そして数時間後、予想通り眠れぬ夜を過ごすスカさんのアパートのドアにノックが。
午前2時頃だと言うのにそこにはモルの姿。
どうやらモル、一旦車まで向かったものの、結局は戻ってきてドアの前でずっと日記を読んでたらしいのです。
読み終わった後、少し外を歩きながら考えていていたそうで。
部屋に入れてもらいモルはスカさんに、
「CarolineはBiddle（モル）を愛していた。そして君は彼女と同じ気持ちだと言っていた。だから僕は聞かなくてはならない。それは、君が僕を愛しているって事なのか？」
と尋ねます。
スカさんは頷きながら、あなたへの気持ちは分かっていたけれど、そういう気持ちを持っていても大丈夫なのか、それが知たかったの・・と囁きます。
その言葉にモルは二人の間の距離を縮め顔を近づけますが、
スカさん、「Mulder、何をしているの？」と。（え？何故今更そんなことを？^^;）
モルは「失った時間の埋め合わせだよ」といって唇を重ねます。
それから二人は今まで心の奥底に押し込めていたお互いへの想いを打ち明けながら、何度もキスを。*^^*
あ、因みにこれ、PG-13ですから〜。これ止まりです。（苦笑）
でもドンドンエスカレートしそうになるキスを止めるのはモル。
離れたくなさそうなスカさんに「もう行かないと・・」と歯止めを掛けるモル。
ここで行かないと明日仕事もあるし、自分の行動に責任がもてなくなるから・・とお行儀の良いこと。=_=
スカさんも納得して彼を行かせようとしますが、さよならを言いつつ中々離れられない二人。
最後にスカさんから情熱的なキスをして、ドアを閉めます。
気付くと、そこにはモルが忘れたコートが。
スカさんはモルの代りにそのコートを持って、微笑みながら一緒にベッドに横になります。
☆ HISAYOの感想 ☆
追憶というエピはShipperとしてはなかなか受け入れらないエピであると思いますー(>_<)
え？私だけですか？
だって催眠療法で前世にさかのぼって・・・そしてその時代で『も』モルとスカちゃんが決して恋人同士じゃないみたいな事になっているじゃないですかー！
そもそもメリッサってだれよ？ってなもんでね。
結果死んじゃってざまーみろとか思った私に対して、モルはなぜか草原でめそめそ。
そんなの許せないじゃないのよーーー(>_<)と。だったら逆にスカちゃんの前世の彼氏とかいうのが登場して、スカちゃんに一方的に言い寄るとかのエピとかつくってみせなさーい。モルばっかりなんだからー！なんて思ったりしたあのエピ。え？私だけですか？
でもねぇ・・・その思いの形は様々ではあるとは思うのですけども、こうしてやっぱりあの追憶を許せないなーと思っている方々はたくさんいらっしゃったんだなぁ〜とこういう深いお話を聞かせていただくとすごく納得いたします。
ご紹介していただいて冒頭はやっぱりモルスカだなぁ〜と思いました。
だってそんな風に意味深って言えば意味深な会話をしているのにもかかわらず、さらりとそれ以上の会話をすることなく普通に戻ってしまって１年って・・・。
モルぅー。そこでなにか言うことあるんじゃないの？スカちゃんもだよぉ〜＼(´｡`;)ノ
と半ば腰砕け状態になりそうですものねぇ。
だけどそこはやっぱり納得いかない私たちをそのまま放置することなくその後の展開があるわけですよねっっ！
スカちゃんは冷静な人ですし、あり得ない事は実行しない人でありましたよね。（この当時は）でも、やっぱり１年という時間が経過したと言ってもやはり心のどこかできになるものがあったのでしょうねぇ〜。
そしてテネシーに渡り、分かった衝撃的な事実。
そうだったんですねー(TOT)あの男性が女性だったとは！（わかりづらいですか？）でも私もおかしいと思っておりましたモノ！そもそもモルとスカちゃんは親友という友情の枠でくくられるような間柄じゃございませんっっ！えー！ございませんともっっ。
男性として入隊したなんてオスカルの様だわぁ〜。
そしてモルに思いを寄せてねぇ・・・フェルゼン好きになってしまったオスカルのように辛かったのでしょうか(･･,)
自分の責任を全うする一方でモルに募る恋心。
そしてモルには意中の人が・・・なんかそのシチュエーションだけできゅーっと胸が苦しくなってくるような気がしちゃいますよね(T.T)
スカちゃんには前世でも今でも幸せになって欲しいですものー。
でもそんな私たちの思いを叶えてくれたのは時は変わってもスカちゃん自身なのですね。
モルへの愛を気がついたスカちゃんの背中を押してくれて・・・
ありがとー！Carolineーーー！お礼を言わせて下さいませーーー(TOT)
そしていよいよワシントンに戻ったスカちゃん。
モルが心配していたのは当然と思いつつも、それだけでもヨシヨシとちょっと嬉しくなってしまった私です(^^;←簡単。
それにしても、絶対に１２０％モルがあなたを愛していることは間違いないと思う私たちの確信に反して緊張しちゃっているスカちゃんなんですよね。
でも勇気を振り絞って・・・(*>.<*)
日記を見せて自分の心を素直に認めたスカちゃんに驚いたモルはきっと思っていない展開だったからなんでしょうね。
自分の気持ちはもちろん分かっているモルでしょうけども、こういう形で今、スカちゃんがその気持ちを自分に差し出してくれるとは思っていなかったでしょうから。
本当だったらその場でどどーんといっちゃえー！モルーーー！と思う所なんですけども今回はCarolineというその存在の大事にしてもらいたい気持ちがありますので、日記をちゃんとじっくり読んでくれたモルに乾杯でございます( ^_^)／□☆□＼(^_^ )
そして自分が愛していると告げる前に『れは、君が僕を愛しているって事なのか？』と確認するのはモル減点１ではないか？とスカちゃん寄りShipperの私は思ってしまいますが、Carolineに免じてそこは押し留まりましょう〜。
だからその分、その後はどどーーーんっ！とねーーー(*^O^*)
・・・と思ったら、モルさんお帰りですか(･.･?)
何事ですか？何がどうなったら大人の男性が大人の女性に対してそこまでの我慢をみせる必要があるのでしょうか？
理由はＰＧ−１３だからって言うことしか思い当たりませんが(笑)
でもきっとそのキスはとぉ〜〜〜っっても甘くて優しくて、愛に満ちあふれたこれからのスタートを飾るにふさわしいキスだったのだろうと思って納得しますわねーーー(^▽^)/
モルのコートを抱きしめて瞳を閉じるスカちゃんを思い描きながら余韻に浸れるお話だと思います♪
Sashaさん、深いお話のご紹介をありがとうございました〜(*^O^*)//
