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ちょっとつらいお話でございます。 モルがスーパーの買い物を終えて帰ってきました。でもね、スカちゃんは迎えに出てこないんです。 モルの出かける前から気分の悪かったスカちゃんがもっと具合が悪くなっちゃったに違いないってとっても心配になってきます。 ベッドルームに近づくとスカちゃんが電話で話す声が聞こえます。泣いてるみたいです。急いで行くと、ベッドの上で丸くなって電話をしているスカちゃんの頬には涙が流れてます。 スカママと話していたスカちゃんなんですけど、モルの顔を見て儚げな笑みを浮かべて電話を切ります。 もうね、モルは訳を聞く前に、スカちゃんをぎゅっと抱きしめて 「ダナ・・・love、大丈夫だよ。大丈夫だ。」って囁きます。 スカちゃん、赤ちゃんを授かったと思っていたのですけど、出血しちゃったんですぅ（泣）。もし、流産だとしたら、初期の流産てそんなに珍しいことではないのですけどぉ、でもね・・ ・。 あのぉ、何度も言うようですが、このお話は９６年に書かれているのでメメモリはない世界なんですね。だけど、このお話の二人もスカちゃんのアブダクトで何か影響があるんじゃないかって不安に思ってます。 スカちゃんも、もう２度と赤ちゃんは望めないかもしれないって泣いてます。 モルもね、泣いちゃってますぅ。 それでね、その場に自分がいなかったことに気持ちが揺れ動きます。でもね、抱きしめられてたスカちゃんはそんなモルの気持ちがちゃんと分かってます。 その時、モルがいなかったのはモルの責任じゃないのよ、って言います。 モルもそれに答えて、僕もきみと同じくらい望んでいたんだよって涙をこらえながら言うんです。 スカちゃんは自分の身体に裏切られたような気持ちがしてます。それと同時に、自分がしたことが悪かったんじゃないかって思ったりもします。 でもね、スカちゃんは食べ物とかにもとっても気をつかっていたんです。 だから絶対そんなことないんですけどねぇ。 疲れたのっていうスカちゃんに優しくお布団をかけてあげるモル。で、モルが立ち上がると、スカちゃんは「フォックス？行かないで？」って言うんですけどね、もちろんモルはどっかへ行っちゃったりしません。 「そんなことと夢にも思っていないよ。ただ靴を脱ぐだけだよ。」って言います。それからスカちゃんを抱きしめて眠ります。 目を覚ましたモルはね、スカちゃんが起きちゃう前にしなければいけないことがあります。 さっきのお買い物でねー（泣）、モルは小さなウサギのおもちゃを買っちゃってましたー(ToT)。もし、そんなものを見たらきっと傷つくから、それをスカちゃんが見つけてしまう前に片付けておこうと思ったわけで す。 買い物したものを片付けながらもの思いにふけるモル。 そんなモルの後ろからスカちゃんがそっと抱きつきます。それで、モルの持っているおもちゃに気づきますが、モルの心配は不要でした。 スカちゃんは「傷ついたりはしない。」って言ってから、「あのね、あなたをがっかりさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、でも、あなたが私と同じようにがっかりしていることが嬉しいの。」って言います。 それから、なんだか恥ずかしげにモルを見上げて、「私の言っている意味が分かる？」って聞いちゃったりします。もちろん、モルは１００％理解しちゃってます。 その後、ふたりはベッドルームへ行って愛し合うんですけど、もうスカちゃんが泣きたくなるくらい、モルが優しいんです。ふたりが愛し合うときは時には激しかったり、ゆっくりとエロティックだったりするのが、今は本当に優しくていとおしむようにモルは愛してくれます。 最後はモルの温かさに包まれて、大丈夫になるスカちゃんでございました。 coo なんかちょっと苦しいお話なのかも・・とも思うのですけども、でもねー(T.T)モルがほんと泣けるほど優しいですよね〜！ HISAYO |
