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"Old Habits Die Hard"は"Girls' Day Out."の２，３週間後という設定です。 このお話も前のお話と同じでスカママとスカちゃんがレストランで食事をしながらお話をするという話です。でも、今回はちょっとシリアスな話題から始まります。 スカママはこの一週間ほど前に病院での検査で乳がんの疑いがあるって言われちゃったらしいんです。で、スカちゃんに涙混じりに電話して、詳しい結果をスカちゃんに言うためのお食事会なんです。 結論から言うと、なんでもなかったのですけどね。 スカちゃんもとーても心配していたのが、ほっとして腰砕けって感じでした。ただね、ほらこのお話は９５年に書かれたのでスカちゃんのガンはないんです。 だから、読んでいる私にとってはちょっと痛い会話だったりするのですけどね・・・。 で、このお話のテーマは、作者さんが"Beyond the Sea"を見てインスピレーションを得てお書きになったものなので、スカパパのスカちゃんに対する気持ちなんです。 スカちゃんはスカパパに自分の人生の選択を理解してもらっていたのだろうかっていうわだかまりみたいなものをまだ心のどこかにずっと持っていたんですね。 でもね、この日、スカママに大丈夫よ、って、パパはちゃんとあなたの気持ちは分かっていたのよって言ってもらってスカちゃんはようやっと重荷を下ろすことができたんです。もちろん頭では、きっと理解して自分の選択を認めてくれていたのだって分かっていたのですけど、言葉にしてスカママから大丈夫って聞けたのがよかったようです。 あと、もう一つこのお話のテーマは、モルとスカちゃんがあまりに熱く燃え上がっているのを見たスカママの懸念といったものでしょうか。 モルとスカちゃんがあまりに激しくお互いを求めあっているというか、極度にラブラブなことに、スカママはあまり一気に燃え上がる激情というのは、逆に一気に燃え尽きてはしまわないだろうか、ってちょこっと心配になっていたみたいなんです。 でも、そんなスカママも自分の心配は杞憂だったということに気がつきます。 ちょうど二人が食事を終えたころにモルがレストランにスカちゃんを迎えにやってきます。 入り口にモルを見つけて、ぱっと花が咲いたように輝いたスカちゃんの顔や、例によってウエイトレスのお姉さんによる気を引こうとする攻撃に目もくれずに歩み寄ってくるモルを見ているスカママ。 さらに、近づいてくるモルを立ち上がって迎えたスカちゃん。そんなスカちゃんを抱きしめるモル。その腕の中で安心したように身体を預けてから、背伸びをしてキスを返すスカちゃん。 それでもって駄目押しは、スカママに"Hi, Mom."ってほっぺにキスの挨拶をして席につくモルの代わりに、近づいてきたウエイターのお兄さんになんのためらいもなく、「私の夫にアイスティをお願い。」って言えちゃうスカちゃんの姿でございました。 スカママはその後、そんな二人の間で交わされる無言の会話に気づいて、この二人は大丈夫なのだって気づきます。で、心の中でスカパパに話しかけます。 「エイハブ、この二人は私たちと同じくらい幸せになるわ。」で、終わりです。 coo すてきですね〜(*^O^*) HISAYO |
