☆ 内容を簡単にご紹介 ☆
４番目のパートは”Escape”とういうタイトルでございます。
今まで３話に渡って焦らしに焦らされていた読者の忍耐がここで報われることになります。が、そう簡単にはいかないところがこの作者さんたちのお上手なところでございます。
最初はモル語りです。
ちょっとシリアスでございます。
モルは昔から朝起きるのが嫌いだったのだそうです。子どもの頃からそうでした。サムがいなくなってしまう前からそんな感じだったけれども、サムのいなくなってしまった後は、もう目を覚ますことに価値があるなんて思えなくなってしまっていたそうです(T.T)
でもね♪（急に元気になるcoo）、今朝は違う、と断言されるモル様♪♪
今、モルは自分に寄り添うように身体を丸めて眠っているスカちゃんのお顔をじーっと見つめながら幸せに浸っております(*^o^*)
そして、ゆうべ、WashingtonNationalAirportから疲れ切ってスカちゃんの車に乗り込んだことを回想しています。モルはあんまり疲れていたので、運転するスカちゃんがスカちゃんちへと車を走らせていたことも、目を開けたその瞬間まで気づきませんでした。
モルが顔をスカちゃんへ向けて訊ねるように眉を上げてみせます。スカちゃんもそんなモルに眉を上げてみせました。
そして、スカちゃんのせりふでございます。
「モルダー捜査官、私たちは最悪の一週間を過ごしてきたところよ。しかも、今、この瞬間には、本来ならば私たちはAllegheniesにあるキャビンの赤々と燃える暖炉の前で愛し合っているはず。そういうことが実現していないという事実はあなたのせいではないわ。よくあることに過ぎないわ。それに、今夜、私たちはふたりとも疲れすぎていて楽しむことはできないということも事実ね。」
ここまで言って、彼女は僕のネクタイを掴むと、思いっきり引っ張って、僕の顔を彼女の顔の３インチ手前まで引き寄せた。
「でも、私たちは絶対にするのよ、モルダー。明日よ。なにを差し置いても。つまり、私たちがするまでは、あなたを私の目の届かないところへ行かせるつもりは私にはありません。分かった？」
思いっきり流し目で「僕をくどいているのかい、スカリー捜査官？」って言うモルにスカちゃんも負けてはおりません。
「さすがは熟練の捜査官ね。」って答えてました。
ということで、ゆうべはさっさとお洋服を脱いでスカちゃんのベッドで一緒に眠ったふたりでございました。
あ、でも、モルが説明してくださることには、今モルの腕の中で眠っているスカちゃんはモルのＴシャツをパジャマ代わりに着ているそうでございますぅぅ♪
目覚めて瞳を開けたスカちゃん、（なんかモルは眠ってるスカちゃんを３０分くらい眺めていたようですけど(^^;）モルの顔を見上げて、その顔にあまーーい笑顔をゆっくりと浮かべました。
そんなスカちゃんに"Goodmorning,Sunshine,"って言うモル！！！！！
あぁぁぁ、こんなシーンを実際に観られるのなら映画の前売り券が一枚２万円でも２枚は買うだろうな（←ケチ）
少しの間、そのままお互いの感触を楽しんでいたふたりですが、ゆっくりとモルの手がスカちゃんのＴシャツをめくりあげようとして、そして、スカちゃんの耳たぶを口に含もうとした、その時に・・・
電話が鳴っちゃいました(^。^;)
スカちゃんのママからでした。
会話の途中、昨日は夜遅かったけれど、もう起きたわ、と言うときに、「Ｉ」と使うべき主語を「ＷＥ」と口を滑らせる危ない場面もありましたが、上手く切り抜けて電話を切ったスカちゃんです。
ところがですね、さっきの続きをしたくてたまらないモルに、しかし、無情なスカちゃんの一言が・・・
「でも、シャワーと朝食を先にとりたいのだけれど。」というスカちゃんのせりふに驚愕するモル（笑）
一生懸命、スカちゃんの耳を甘く噛んだりしてその気にさせようとするモルですが、結局、スカちゃんの食欲の前にはそれも儚い努力でしかありませんでした(^^;)
しかもぉぉ、まだそういう関係になって１０日しかたっていないにも関わらず、っていうか、当然って言えば当然なのですが、スカちゃんはモルの操縦法を熟知していらっしゃいました。
渋るモルに
「それに・・・あなたは私といっしょにシャワーを浴びたくはないのかしら？」（ここで、スカちゃんはモルの右の乳首のまわりをそっと指先で円を描くように触れていきます(^^;）
「私の髪を洗わせてあげるわ。」
この攻撃に一発でしてやられたモルでございました・・・。
そこからはねぇぇ(*^。^*)、まず、モルの身体を丁寧に丁寧に洗ってあげるスカちゃんでございます。
あ、その前に、モルのスカちゃんファンタジーのひとつが発覚いたします。バスルームでシャワーを浴びることにするふたりですが、スカちゃんが着ていたＴシャツを脱ごうとしたら、モルがそのままにするんだ、って言うんですぅ。・・・、・・・、なんか、濡れたＴシャツを着たスカちゃんが見たいらしいです、モルったら(^。^;)
で、濡れたＴシャツ姿でモルの身体を洗っていくスカちゃん。モルのお尻が特にお気に入りのようでございます。ぎゅって握りしめちゃったりしてますぅぅ。
もうボブもたいへんな状況になっております。でぇ、ボブはこのまま朝食を過ごすわけにはいかないわ、ということで、スカ様は一計を案じます。っていうか、ま、朝食の時間を挟めば、ボブだって復活するだろうということですね・・・
スカちゃんに髪の毛をシャンプーしてもらって、そのあまりの気持ちよさにぼーーっとなっているモルのボブをいきなりお手々で掴んじゃうスカちゃん。
スカちゃんのテクも完璧でございますぅ。大変な状況のボブとはいえ、そのお手々だけでモルを天国へご案内してしまいました。
その後は合間、合間に思いっきりのちゅーーをしながら、今度はモルがスカちゃんの髪の毛を洗ってあげたりして盛り上がりますが、結局、最後はまた邪魔が（笑）
今度は、シャワーがいきなり水になってしまって大急ぎでふたりとも飛び出したってことでございます。
やっぱりベッドへ行こうよっていうモルを宥めて、先にキッチンへ行って、コーヒーを煎れて冷蔵庫の中に何かあるか見ておいてと指示するスカちゃんでございました。
スカちゃんは身体を拭いて、お気に入りのテリークロスのバスローブを身につけて、キッチンへ行く前に留守電をチェックしました。
一件目はスカママからのメッセージ、そして、二件目のメッセージはこれ↓
＜ビーーー、ダナ、ラルフだけど。運が良くて、明日の午後のGeorgetownHoyasのバスケのゲームのチケットが取れたんだぜ。僕たちがもっと良く知り合うのに良い機会だと思ったんだ。もし用事があったら電話してくれ、電話がなければお昼頃にきみを迎えに行くよ。＞
(^^;(^^;(^^;、だそうですぅぅぅぅぅ〜〜〜
ぱっと時計を見たスカちゃん。もう１１時５８分でございました。
次の瞬間ノックの音がーーー！！！
キッチンからモルが「スカリー？きみ、誰かと話してるのかい？」
どうしましょーー、と考えるスカちゃんですが、執拗に続くノックの音に諦めました。
少なくとも、あのRalpheoおじいちゃんを退散させられることになるかも・・・、と思いながらドアをほんとにちょびっとだけ開けました。
ドアの向こうには５フィート８インチちょうど、バーコード頭にゴールドのチェーンをぴったりとはめているラルフさん（＾。＾；）
１９７６年から時代が動いていない人間というのがいるのね、と投げやりなスカちゃん（笑）
げげっ、っていう顔をしないように全力を挙げながら、スカちゃんはなるべく悪いと思っているような声で、ごめんなさい、ゆうべ遅く帰ってきて、今日はしなければならないことがたくさんあって・・・と説明していきます。
そこへ「スカリー？」という声が（ぷぷぷぷぷ）
振り向いたスカちゃんの目に映ったのは、キッチンの入り口に立つモルでございます。ボクサーだけ身につけて、手にはオーブンミトン、じぃぃぃーーーっとpoorRalphを眺めております。
スカちゃん、今度はラルフじいさんを振り返ってみると、目はお皿みたいにまん丸で、あんぐり口があいちゃってます（笑）
あまりのショックを受けた顔に、さすがのスカちゃんもほんとに気の毒に思っちゃったほどです。
で、ラルフくん、き、きみが忙しいのはよく分かったよぉぉぉぉぉ、と言いながら、一目散にとっとと逃げていっちゃいました(^^;;;
そのあと、また振り返ったスカちゃんが見たものは・・・
思いっきり歯をくいしばって、閉まったドアを睨みつけてるジェラジェラモルのお姿でございました（笑）（笑）
でも、スカちゃんから「ヘイ、ありがとう、モルダー。あなたのおかげで、彼とどうしてデートしないのかって隣の部屋のひとに２０回目の説明をしないで済んだわ。」なんて低い声で説明されたモルは、また上機嫌でスカちゃんにちゅーーをしておりました。
そしてぇ、まだまだ続きますわよ♪
「食べさせて（はあと）」っていうスカちゃんのお言葉に従って、ソファに座ったスカちゃんにリビングにあぐらをかいて座ってスクランブルエッグとぉ、ブルーベリーマフィンとぉ、グレープフルーツジュースをスカちゃんに食べさせてあげるモル(*^.^*)
この辺りはねぇぇ♪すんごいせくしぃぃなスカちゃんと、それにめろめろなモルがたーーっぷり鑑賞できます。
マフィンを呑み込んだスカちゃん、唇についたバターを舌で舐め取るついでにモルの指先もその小さくて柔らかい舌で舐めちゃいました。
もうモルは「Jesus.」って言うしかありませんね。
それから、モルがもうマフィンは食べ終わっちゃったと気づくより先に、スカちゃんは最後の一切れを歯で挟んだまま、ソファに横たわって、眉を上げてモルを見つめながら、ゆっくりとバスローブの紐を解いていきます。
そんなスカちゃんの姿にモルは、『ミセス・モルダーは間抜けな子どもを育てたわけじゃない。』って思いながら、覆い被さるようにしてスカちゃんの唇に自分の唇を近づけていきました♪
次の章はスカちゃん語りでございまして、ブルーベリーとバターとモルの混ざり合った味はたいへん美味しいとおっしゃっております。
モルの手で胸をぎゅって握られて、それから、モルの唇がスカちゃんの喉元から、だんだん下がって、ゴールしようとした、その時・・・
玄関のドアがノックされて、"Maintenance!"の声が(^_^;)。
もうモルなんて肩を震わせて笑っちゃってます。スカちゃんは、よくこんなことで笑えるわね、みたいにムッとしてますが、オックスフォードのドクターを持っていらっしゃるモル様はただでは起きません！ええ、このままで済ますようなモル様ではございませぬ！！
僕らはここでは邪魔されるだけのようだ。ホテルを予約するから、行こう、っておっしゃるモル様♪
素敵よぉぉぉぉ、モルぅぅぅ、そうじゃなくっちゃーーー！！！！！
モルの予約したホテルは超ゴージャスなホテルのスイートでございます♪バーもあってぇ、おっきなジャグジーもあってぇ、大きな天蓋のついたベッドもございますぅぅ。
スカリーにはそれだけ価値があるんだ、だそうですぅぅぅ♪♪♪
ホテルへと向かったふたりの勢いはものすんごいものでございました。
数あるSMUTの中でもこれほどまでの勢いを持つものは少ないかもしれません(^_^;)
フロントでAMEXを叩きつけるようにしてチェックインしたモルでございますが、部屋へと入った瞬間にスカちゃんも負けてはおりませんでした。
ま、でも、このモルはたいへんなテクモルでございますので、お手々やお口を駆使してスカちゃんをめくるめく世界へと連れていってあげておりました。その時のスカちゃんのせりふでございますm(__)m←平服
OhGod.OhJesus.Oh...Mul...Muldah...Ohohoh...
Godddddd...unnnhhhh...auh...M...Go...Mul...
Ahhhhhhhhh...MULLLLDERRRRR!OHHHHGGGGGODDDD!
MMMMULLDERRRRR!
(*^.^*)・・・さすがのcooもちょーーっと恥ずかしいですわ・・・
ひと息ついたふたり、それまでの勢いとはちょっと異なり、甘ーーい雰囲気のふたりでございます。
スカちゃんの足の間にいたモルはスカちゃんに引っ張られて、即座に上にずれて腕の中にスカちゃんを抱きしめます。そんなモルの胸や首筋、肩にキスを落としていくスカちゃん（うっとり）
しばらくして、ようやくスカちゃんが顔を上げてモルを見上げました。
ところがですね、スカちゃんの瞳に涙が浮かんじゃってますぅぅ。モルはいつものくせで、スカリーを泣かせてしまったと罪悪感がむくむく沸いてきてしまうのですが、スカちゃんはすぐに笑顔でそっとモルの名前を呼ぶと顔を上げてモルの唇に自分の唇を押しつけました。
それから、あまーーい、あまーーいキスが続いて参ります。
しばらくして、そのキスがまた熱いものに変わっていき、それからはいよいよゴールへと一直線に向かっていきます。
なんていうかなぁ、確かにどんなことになるかはもう分かってはいるのですけど、やっぱりお上手な方々のお話ですのでね、ただのそういうシーンってだけではなく、モルとスカちゃんがどんなにお互いを愛していて、この瞬間がふたりにとって大事なのか、ってことがありありと分かるようなシーンでございました。お腹いっぱいごちそうさまでした、と頭を下げたくなるラストでございました。
で、このパートは終わります。でも、まだあと１パート残っております。
”Afterglow”というお話でございます。これもまたラブラブなモルスカをたーーっぷりと堪能できるお話でございます。
☆ HISAYOの感想 ☆
モルのお目覚めで始まるパート４。
冒頭からもちろん私は大喜びでございます(^^)
しかもモルがこれからの毎日に喜びを感じてくれて、且つ、その理由がスカちゃんだと言うのだったらこれ以上の喜びはございません〜♪
それにしてもあんな事を飛行機の中で執り行ってきたというのに、その夜は疲れているから眠るだけ・・なんて。
すごい忍耐力ですー。っていうか無理だから無理なのでしょうかね？
・・・そうですよねぇ。せっかくの記念すべき初回（初回？）が打ち上げ花火にならず、線香花火で終わってしまったら次回の花火大会が楽しみじゃなくなってしまいますものねぇ。
ということは万全の状態でそれに向かった方がいいわけですものね。
納得です。さすがモルスカです。目先の欲に飛びついちゃわない辺り、パーフェクトです。（と自分を納得させる）
それに明日って決めているのだったら、私は忠犬ハチ公になってお行儀よくその時を待たせていただきたいと思いますぅー！
そしてそんな私の態度は報われて、モルの"Goodmorning,Sunshine,"が聞けちゃうわけですねーーーーー(*^O^*)
もうそれだけでも既にご飯２杯食べられます。
私もcooさんと同じように実際にこんなシーンを映画２で見られるのだったら、２万円の前売りでも３枚は買います！（ちょっと上を言ってみる見栄っ張り）
そんなこんなな事があってもいよいよ！となりはじめたその甘さに私は既にメロメロぉっとなりつつあります。
（しかし私も本文ではなくて、レポートで読ませていただいているのにこの熱中指数の高さですからねぇ・・・・。ある意味痛いんですけど、いつも私はモルスカにかかれば痛い人間なのでそれはそれでもうスルーすることにします）
そんな私ですのに、まずは第一の関門が待っているわけですね。
私はスカママを好きではありますが、このときに限ってはただの邪魔者でしかありません（きっぱり）
でもそこを乗り越えても第２の関門が・・・。
それはスカちゃんその人だったりするわけですねー(>_<)
だけどそうは言っても、それはこの先をそれ以上に堪能するためのオプションだったんですね！
こんな条件を出されて先延ばしにされてもモルはしっぽをブンブン振ってついていっちゃうことでございましょう〜(*^O^*)
そしてお預けをされたモルにご褒美がないわけではなくぅ〜♪
まずはボブ的に天国へ一度、詣でてしまったようでなによりでございますm(__)m
その後、ラルフという自分を知らないお馬鹿さんの登場なんかもあって、私はかなり美味しく“ここも”いただきました。
こういうの好きなんです〜。
なんだったらモルはスカちゃんの言葉を鵜呑みにしないでもう少し、追求しちゃったり拗ねちゃったりして欲しかったくらいです(^▽^)/
という感じでキャッ(^^*))))((((*^^)キャッと喜んでいたら、どんどんゴールに向かって２人は走り出したんですね〜♪
しかもいちゃいちゃな朝食からいざとなったら、また邪魔が。そしてもうこれ以上の邪魔は許さないーって感じで、超豪華なホテルを取っちゃうモルがかなり素敵です！
素敵すぎですっっっ(*>▽<*)
その後はもうねぇ・・・誰にも邪魔されることなく思う存分なテクモル、パワフルボブが満喫出来ちゃうのですねぇ。
この辺はもうcooさんがご紹介してくださったスカちゃんのセリフでいかほどの物か推測できますわぁ〜。
でもそこで終わらせないのがさすがの作家さんお二方という感じなのでしょうか？
更にとどめのように、どれほど２人が愛し合っているのかというのを堪能出来ちゃうところがこれまた最高でございます(^^)
４パート分、待っただけある最高の「あ」でございますわねぇ〜♪
でもこれだけで終わらないのがやっぱりこのお話の素晴らしいところ！
ラストはどんな「濃さ」なのでございましょー(^▽^)/
期待に体を震わせて次を待たせていただきますm(__)m
