☆ 内容を簡単にご紹介 ☆
つい読みふけちゃったChar Chaffinさんのお話が他にあって。ご紹介しますねー。
KISSING 'HELLO'っていうお話ですぅ。スカちゃんたら、オフィスにセルを忘れてお家に帰っちゃったみたいなんです。なんかスカちゃんは明日とっても早い飛行機に乗らなければいけないので、モルはスカちゃんを早く帰しちゃったみたいなんです。
で、モルはそのセルを見つめながら、スカちゃんはこのセルがきっと必要に違いないって思って、スカちゃんが寝てしまっているところをこの電話で起こしてしまうことにならないように、って思いながら電話します。
そしたらね、２０回ならしてもスカちゃんが出ないんです。いつもだったら、家にいれば夜中であろうとスカちゃんは必ず電話にでるはずです。
で、もし家にいないときは留守電が答えるはずです。スカちゃんは留守電をオフにすることなどないはずです・・・・もし、何か悪いことでも起きていない限りは・・・。
もうね、そこまで考えたモルはスカちゃんの身になにか起こったのではないかっていうんで、たいへんですぅぅ。
もちろんスカちゃんが優秀なエージェントで、銃だって持ってるし、ドアには鍵はかけているけれど、この世界は頭のおかしい奴やモンスターのような奴が山ほどいる――刑務所から釈放されてしまったそんな人間達を山ほど見てきたしって感じで、どんどんどんどん、心配になっちゃます。
で、このお話はオリソンから１ヶ月くらいしかたっていないっていう設定みたいなんです。で、ほら、いっくら用心していてもそんなことだってあるんだ、みたいに、もう一度そんなことが起こることだってあるんだって思うんです。
で、もう一度電話をかけるんですけどね、３０回コールしても出ないんです。
で、もうモルの心配の針は振り切れちゃいました！！オフィスからドアを蹴破らんばかりの勢いで走って出ていっちゃいましたー。
車の中でも、できるだけパニックにならないように必死です。夜の時間帯にスピード違反の取締りが厳しいこともわかっているモルですから、スピードも出し過ぎないように、いらいらしながら信号が青になるのを待ったりしながらスカちゃんの家にようやくつきました。
もうね、思いっきり走ってドアの前に立ったモル、あんまりあせっていたので、自分がカギを持っていることも忘れちゃってます。でー、がんがんドアを叩いていたら、５回目のノックをする手がドアを叩く寸前で、スカちゃんがドアを開きました。
見るからにお風呂に入っていたところをＴシャツだけ被って出てきましたっていうびしょ濡れのスカちゃんでした。
でね、でね、 "Mulder... what are you doing -"ってスカちゃんが言いかけたその時に、
あああ、もう、ちょっと訳しちゃいますねー。
言いかけたスカリーに震える腕を伸ばし、彼女を強く自分の腕の中に閉じ込めて、胸に押し付けた。彼女の濡れた髪に顔を埋めてかすれ声でやっとの思いで口から押し出す。
「どこにいた？」
それに答えようとした彼女は自分の言葉がわけの分からない呟きになっていることに気づく。同時に彼も自分の胸に彼女の口が押し付けられてしまっていることに気づいて、彼女が話せる分だけほんの少し力を緩めた。
彼の身体の震えは止まらない――アドレナリンが高まっているんだ、彼はぼんやりと考えながら、彼女の言葉に意識を向けようと努める。
でー、スカちゃんが言うにはワインを飲んだ後、お風呂に入って眠りこんじゃったそうなんです。もちろん、スカちゃんはどうしたの？ってモルに聞きますよね。
モルはスカちゃんを抱きしめる力を緩めません。スカちゃんはやっとの思いで片手をモルの腕から引き抜いてモルのほっぺに触れます。で、初めてモルの瞳を見つめたら、そのヘイゼルが涙で濡れているんですよねー。
スカちゃんびっくりしちゃってね、どうしたの？って訊くんです。でもね、モルはただ首を振るだけです。
よかったという思いに、目を閉じたモルなんですけど、そこで初めて気づくんです。ただ電話が通じなかっただけで、自分がなぜいてもたってもいられずにオフィスを飛び出してここまでやってきてしまったか。
セルの問題じゃないって。自分たちふたりのことだったんだって。
なぜ自分が誰ともデートしようなんて思わないのか、なぜスカちゃんはモルになら大きすぎるＴシャツ一枚でドアを開けて迎えいれてしまえるのか、なぜふたりは時に意見を戦わせたりするかと思えば、危うい言葉遊びをしているのか、なぜふたりは冷えたピザを食べて泣いたり笑い合ったりするのか、・・・なぜふたりは夜遅くに電話をかけ合って眠そうな声で昔のケースや今とりかかっている事件について話すのか、なぜふたりは相手が自分を見ていないと思っている時にじっと見つめているのか・・・
化粧っ気のないスカちゃんの素顔を見下ろして、こんなにlovelyなものは見たことがないって思いながら、モルはすべてのわけに気がつくんです。
で、スカちゃんを抱く腕にさらに力を込めてかがみ込むと、スカちゃんの驚きで開いた口を自分の口でふさぎます。スカちゃんもふたりの真実に気づいてショックを受けているんです。
でー、もうこれから先はちゅうの描写が続くんですけどね・・・いいんですぅ。あのぉ、このお話はＮＣ１７ではないのですんごいところはないのですけどねぇ、モルがせくすぃーでございますぅ。いえ、モルだけじゃなくスカちゃんもせくすぃです。なんか、良いですうぅ。
それから、次は翌朝６時にセルがなってモルが目が覚めるんです。
もうすでに空港にいるスカちゃんからです。
「起こしてくれればよかったんだ。空港まできみを送って、goodbyeのキスをしたかったよ。」って言うモルにスカちゃんは、暫く黙ってからようやく答えます。
「私はgoodbyeのキスなんて絶対にしたくないの、モルダー――だって、ようやくあなたにキスする権利を持てたのですもの。私もずっとこの時を待っていたのよ。それが昨夜だった。あなたもそれを感じていたし、私もあなたの想いが分かった。昨夜、あなたは私に'hello'のキスをくれたのよ。私は生まれてから一度もあんなキスを受けたことはなかったわ・・・」
そんなスカちゃんの言葉にモルが答えます。
「いつ帰るんだ？その瞬間に、僕はきみに会いに行くよ―――きみが帰ってくるその場に僕はいる。そして、きみに'hello'のキスをして・・・」
でも、スカちゃんがモルを求めてやまないようなため息でモルの言葉を遮ります。それを耳にしたモルは、もしベッドに横たわっていないで立っていたら膝の力が抜けて立っていられなくなっちゃう感じになっちゃいます。
スカちゃんが言います。
「モルダー・・・私はまだ空港なの。飛行機が遅れているのよ。それでね、私の隣の席が空いているわ・・・だから、あの、私・・・予約してしまったの。離陸まであと３時間あるわ・・・モルダー、いっしょにきてくれる？お願い。１７Ａと１７Ｂの座席であなたに'hello'のキスをさせてあげるから・・・」
モルそれを聞いてどーしよーって感じです。
『彼女の一緒に行く・・・彼女は休暇を僕と一緒に過ごしたいと思っているんだ。』
もうね、舞い上がっちゃってます、モル。モルは休暇なんて残ってません。でも、スキナーをだまくらかせば、２，３日なんてどうにかなるさ、っていろいろ頭をめぐらせてます。だから、自分がスカちゃんの質問に答えていないことにも気づきません。
「モルダー・・・何か言って！もし来たくないのだったら、いっしょに来る必要はないのよ。でも、とにかく何かしゃべってちょうだい！」
彼はその時の自分の顔に浮かんだ満面の笑みのせいでどんなに言葉を発するのが困難だったかということを彼女に説明するつもりだけれど、それはもっと後だ、ずっと先の話だ・・・今は・・・
「口を閉じるんだ、スカリー・・・」
で、終るんですぅ。なーんかね、モルがいいんです。ほんとはこんな中途半端なご説明じゃ申し訳ないのですけどね、ふたりの雰囲気がいいんですぅ。
☆ HISAYOの感想 ☆
いえいえ、cooさん！中途半端な説明なんてコトはいっさいないですから〜(>_<)
まずね、スカちゃんを思ってどんどんどんどん煮詰まってしまうモルっていうのがいいですよねぇ〜。
ほら、なんかモルってスカちゃんが電話にでないっていうだけでその次なる手段をどんどんとるじゃないですか？
たとえばAnEmiあたりでもスカちゃんがモルの留守電にしばらくＤＣを留守にするからって残せば、すぐに家に電話してきて（このときも家の電話の番号も覚えているのねーって当然のコトに嬉しくなったり）でなかったら、携帯に電話するからって言っていたでしょう？
それからオリソンだってスカちゃんが電話にでなかったからって、ああしてアパートまできて結局はスカちゃんの危機を救う（いや、撃ったのはスカちゃんですけど）コトになったでしょう〜。
モルとスカちゃんはやっぱりいつでもどこでもつながっていて、その中で電話ってすごーく重要なポジションを示してきたと思います。
「Mulder.It's me」って何回聞いた言葉なのか分からないほどですものね。
ですもの、普通に考えれば普通に家にいるはずのスカちゃんがどんなに電話を鳴らしてもでることがないとなればそれはモルの不安が最高潮に達してしまうのはこれ当然！
自分に落ち着くように言い聞かせながら、車を飛ばしているところなんて映像で目の前に浮かんでくるようですよね〜。
ワシントンの町のネオンの中をモルダーが無言でじりじりとしながら車を走らせている・・・。
いいですねー、いいですねー(>_<)
そして合い鍵を持っているのにもかかわらず思い切り激しいノックをしてしまうモル。
スカちゃんが電話にでられなかった理由がこれまたちょっとかわいいな♪と思ってお気に入りなんですけども、このことがきっかけとなってモルは２人の関係に気がつくのですねー(>_<)
遅いわー！遅いのよ、モルーーーーーー！
私はとっくに気がついていたわよーーー。私だけじゃなくてあなた達二人以外は全員分かっていたコトよーーーーー！
でもドアを開けたスカちゃんを抱きしめたそのモルがすでにセクシーなのでＯＫと致しますかねっ！
そして熱い熱いキス・・あ、抱擁か(^^;←先走りすぎ。
そこからのモルの想いもこれまたいいですねっ！
どうして自分がこれほどまでにセルにでなかったスカちゃんを思って不安になってしまったのかっていうね。その様々な想いがあふれ出てくるようなその感じがねぇ〜。うっとりですぅ〜(*>▽<*）
スカちゃんも気がつき、いよいよそこからキスですわねっっ！口づけなわけですわねっ！それがまた濃くて長いんですねぇぇぇぇぇ（絶叫！）
はぁ・・いいですねぇ、とってもとってもいいですねぇ(*￣∇￣*)
でもそこからなんですかね？モルは家に帰っちゃったって事ですかね(･_･?)
だもんだからスカちゃんからのお電話をモル、自分の部屋のベッドの上でとるようなことになるわけですかね？
一気に行くべき、一気にーーーー(>_<)
ま、でもその辺は大人故の慎重さっていうことで勘弁してあげるとして（高飛車）その後の電話でスカちゃんのがんばりがいきてきておりますわねぇ〜。
んなぁ〜こたぁ〜言われなくてもモルはちゃっちゃっと空港に向かって一緒に行くべきでしょー！なんて思ったことは内緒にしておきまして・・。
きっとモルはそのままダッシュで空港に向かい、スカちゃんと共にバケーションを楽しんだことでしょうね〜(*^O^*)
そしてその時こそめくるめく世界へー(^▽^)/←いつもこればかり♪
cooさん、うっとりなお話のご紹介をありがとうございましたぁ〜！
