☆ 内容を簡単にご紹介 ☆
−＜エピローグ＞−
１９６４年２月１９日シカゴ−Juliannna Katherine
Garbushianという女性のベビーシャワーの場面から物語は始まります。
ジュリーとマギーとハンナの３人は大親友で、ジュリーは双子の女の子を妊娠中。
まだ名前を考えてないというジュリーに、マギーは「Danaは？」といい、ハンナは「Meredithは？」と提案します。
子供の父親はマイケルというらしいのですが、カナダに行ったきりのいい加減な男で、マギーの言葉を借りれば「He's an *sshole.」
ジュリーはひとりで育てるつもりで、きっといい母親になるわよってマギーもハンナも応援してるのです。
１９６４年２月２３日
出産予定日まで２週間と迫っているのですが、家でじっとしていられなくなったジュリーは、ハンナが働いているダイナーに車を走らせます。
帰りにはすごい雨になっていて、そんな体で運転しちゃだめよ・・・とハンナも心配するのですが、「私は大丈夫」と言ってきかないジュリー。
交差点で赤信号になり、急いで通り抜けようとしたところにフルスピードのMustangが突っ込んできて、ジュリーは意識不明の重体に・・・
救急病棟に駆けつけるスカリー夫妻と、ハリソン夫妻。
赤ちゃんは早産、ジュリーは危篤状態で、マギーとハンナはジュリーについていてほしいと医者に言われます。
翌日、ジュリーは一瞬、目をあけて、ふたりは喜ぶんだけど、ジュリーには自分がもう死ぬってことがわかっているのです・・・
もう二度と、コーヒーを飲みながらマギーやハンナとお喋りすることはない。
もう二度と、あんなに好きだった演劇を観に行くこともできない。
ずっとなりたかった医者になる夢も、もう叶うことはない。
そして何より、ふたりの娘がどんな風に育っていくか見届けることはできない・・・
そしてジュリーは、「助かったのよ！」という二人に向かって首を振り、「赤ちゃんたちを頼むわ」と言って息を引きとるのでした・・・
１９６４年３月１日
二人の赤ちゃんは集中ケアの保育器から出て、マギーとハンナに引き取られます。
そして、マギーとハンナは、双子たちのために、自分たちも、もう２度と会えないのを覚悟でお互いにさよならを言うのでした・・・T_T
−＜３５年後＞−
１９９９年２月９日−F.B.I.本部ビル
Chicagoに事件の捜査に行くと言うMulder。X-filesな事件じゃないんだけど、スキナーの姪が巻き込まれた事件ということでふたりが担当することになったのです。
さて、宿泊先のホテルの部屋で眠っていたスカちゃんは、ハンバーガーとポテトの匂いで目を覚まします。
「なんでここにいるの？」と聞くスカちゃんに、自分の部屋は静かすぎて・・・というモル。
それで「寝返りをうったときにタトゥーが見えちゃった」とか言って、自分も彫ると言い出します。
wisdom/strengthという意味の漢字を肩に彫るんですけど、「知」とか「力」でしょうか？
スカちゃんも、彫ってるあいだドキドキしてるモルの手を握ってあげたりするんですけど、モルは相当痛かったらしくて「次に自分がバカなことをしそうになったら、絶対阻止するように！」なんて勝手なことを言ったりして・・・＾＾；
翌日。
舞台女優の殺人事件なので、スカちゃんはラボへ解剖へ、モルは劇場へ聞き込みへ。
そして、モルのタトゥーを彫ったばかりの肩に思い切りぶつかってきた相手を見ると、スカリー。
「Scully・・・髪が・・・！茶色なんかに・・・！しかも検死はどうしたんだ！？」
「はぁ？」と訝しげなその女性は、スタッフからメレディスと呼ばれていて、どうやらディレクターらしい・・・ってことで、モルが名刺を渡そうとすると、「わるいけど、つきあっている人がいるから」と言われて返されちゃうのですけど、そーじゃなくて！事件の捜査だから時間ができたら連絡してほしいと宿泊先も教えておくのです。
検死を終えたスカちゃんに「ずーっとここにいたか？」とか訊いて、スカちゃんには頭の心配されちゃったりして＾＾
お腹がペコペコというスカちゃんにむかって、モルが、「解剖した直後にごはんなんてどーかしてる」と言うと、「他の女の子と一緒にしないでよね！」なんて言い返したり、レストランでもスカちゃんがモルのお皿からステーキを盗んだりして、とても楽しそうでいい感じの二人なのですわ♪
そのあと、スカちゃんがホテルの部屋に戻って、ひとりでレポートを書いていると、ノックの音。
ドアを開けると、自分そっくりの女性が！
「あなた誰？」と言い合うのですが、「これって偶然よね」「そうそう、そういうことってあるわよね」などと言いつつ、「一応訊くけど誕生日いつ？」とメレディスに訊かれて、「２月にじゅう・・・」とスカちゃん。
「２３日ね、１９６４年の・・・」
でもでも、お互い兄や姉がいるもの、とか言って、しかも髪の色をみてよ！あなたブラウンだし・・・というスカちゃんに、「私もほんとは赤毛なの・・・」とメレディス。
スカちゃんは、すぐママにお電話して、いそいでシカゴに来てってお願いします。
メレディスも母親を呼んで、彼女のアパートで二人を引き合わせてみましょう、ということにします。
夜になってもスカちゃんが戻らないので、モルが心配して携帯にかけてくるんだけど、あとで話すからといって電話を切るスカちゃん。
４人で会ってみたら、マギーもすぐに「メレディス・・・」ってわかるし、ハンナも「Dana・・・」って。
どっちが本当のママ？ときくと、生みの母親はジュリーといって二人が生まれてすぐになくなったということを知らされ、ジュリーのこともいろいろ教えてもらうのです。
強い人で、頑固な人で、二人の父親のマイクが失踪したときですら泣かなくて・・・
涙を見たことがあるのは一度きり。二人を残して逝ってしまう瞬間だったこと。
二人が生まれたらメディカルスクールに進学して医者になるつもりだったこと。
舞台が大好きで演劇をよく観に行っていたこと・・・。
マギーとハンナもずーっと会っていなかったわけだから、積もる話もあるでしょうということで、母親達を残して、DanaとMereは、メレディスの行きつけのコーヒーハウスへ。
でも、母親のことは話さず、自分たちの「今」のことをお喋りするんですね。
「トレントって、リッチな建築家なわけ・・・」なんて、ちゃんと恋人のいるMereのことが羨ましそうなスカちゃん。
「彼の自宅も見せたいわ〜。ていうか明日、彼の家で夕食を一緒にしましょうよ。」
「ほんと？」
「モルダーも連れてきてよ。」
首をぶんぶん振るスカちゃんに、えー、どーしてー、なんでー？というメレディス。
だって私たち複雑なんだもん！と言いながらも、「彼のことを愛してる、ってことが怖い」なんてうち明けるスカちゃん。
「一番それらしき気配が芽生えた瞬間っていつ？」なんて訊かれて、「・・・廊下でキスしかけたときとか・・・」と言うと、「それだけ？」みたいに言われて・・・Mereは、とにかく彼に言うべきよ！彼が運命の人と出会っちゃったらどうするの？って感じでけしかけるんですけど・・・なんだか姉妹の会話をきいてるみたいで可愛い〜♪
ホテルの部屋ではモルが待ってて、スカちゃんの枕に顔をうずめて、スカリーの香り〜〜なんてやってるんだけど、スカちゃんが帰ってきて「どうして私の部屋にいるわけ？」って詰問されて、「え・・・えーと、心配だったから・・・」と答えると、くたくたに疲れきっていたスカちゃんの神経を逆撫でしたらしく、スカちゃんはモルにあたり散らしちゃったりしてT_T
「ごめん・・・」といいながら、出ていこうとするモルを呼び止めたスカちゃんは、モルに抱きついて泣き出しちゃうんです。
メレディスに会って、ジュリーのことを聞いて、一日中ずーっと気を張りつめて、泣きたいのだって我慢していたんですよね・・・＞_＜
モルに、ジュリーやMereのことを全部話すんですけど、ベッドに横になりながらいろいろ話していくうちに、モルがそっとキス。
スカちゃんも応えるんだけど、モルが何か言いかけて、スカちゃんが喋らないでって言ってるのに、モルは「どうしても言わなきゃいけないことが・・・」なんて言うものだから、スカちゃんたら、もしかして愛の告白？それとも・・・それとも・・・まさかモルダーってゲイ？なんて不安に＾＾：
でもモルは、ひとこと「I love you」−そしてスカちゃんも・・・「I love you, too」
そうそう♪二人ともこの一言が必要だったんですよね〜！
そして熱〜いキスの後は・・・
翌朝、大満足のモルはにこにこしながら目玉焼きかなんか食べてて、ふと見ると、スカちゃんはスプーンを持ったままお皿に手をつけてないんですね・・・
「どうして食べてないんだ？」と聞くと、
「３回目のあと、あなたにお尻をペチッとされたから・・・私のこと重いって言った・・・上にのったら重いって、そう言った・・・」なーんてムクレてるスカちゃん*＾m＾*
「ふざけただけだよ！そんな意味じゃないって！本気にしちゃったのか？」泣きそうになりながら、スカちゃんの手を握りしめて、慌てて否定するモル。
そしたらスカちゃん、「ううん。あなたのその顔が見たかっただけ」なんて言って、フォークをつかむとベルギーワッフル・ブルーベリー添え＆ハッシュブラウンの朝食をパクパク食べ始めちゃって、モルはそんなスカちゃんに笑いながらキス♪
‘スイートピーちゃん’とか呼ばれてびっくりのスカちゃん。「あなたって・・・こ・・・こういうことになると、そんなに変わっちゃう人なの？」（←あからさまな言葉が使えないDanaちゃん）
「ああ、当たり前だよ。君だって昨日までとは違うはずさ、Dana Katherine」
「Dana Katherineってなによ？」
「"Dana Katherine"って続けていうときの響きがすごく好きなんだよ。だから、ふたりっきりのときは、これから君のことそう呼ぶ。」
「じゃあ、わたしは、Fox Williamって言う。」
ため息をつくモル＾＾
そしてキスしながら、モルは「You're such an angel...so beautiful...」なんて言ったりして♪
もう♪朝からレストランで♪甘ーいふたりの世界♪なのでした♪（♪がいっぱい＾＾）
事件の捜査はシカゴ市警ともめて、強制終了。ちょっと不満の残るモルスカですが、その晩は、トレント＆メレディスにお招ばれの日。
「これでいいと思う？」なんてモルの前でくるっと回ってみせたりするスカちゃん。
ふたりで鏡を見つめながら、スカちゃんを背中から抱きしめて、「ずっとそばにいてくれ」というモル。
スカちゃんは頷いて、モルにキスをしながら「ずっと愛していてくれるって約束したらね」って言うのです＾＾
トレントの豪邸を見て、「やっぱり捜査官より建築家かしら？」「傷つくな〜」なんて。
Mereの彼は、「トレント・デイビス。メレディスの恋人です」ってちゃんと自己紹介するんだけど、モルは「フォックス・モルダー。僕はDanaの・・・えーっとDanaの・・・」って言葉が出てこなくて・・・。
で、スカちゃんが「そういうわけ。彼は“私の”ものなの」って言いながら、手をモルの胸に添えて、Mereのほうを見ると・・・メレディスにもDanaの言いたいことは、「メッセージ」としてちゃんと伝わっていたのでした＾＾
メレディスのパパが持ってきてくれたジュリーの写真を二人で見ながら、今までとちょっと違った目で人生を見られるようになった自分たちに満足するふたり。
−＜エピローグ＞−
１０日後−２月２３日
二人の誕生日。トレント＆メレディスがスカちゃんのアパートにやってきて、もちろんモルも一緒に４人で穏やかな時間を過ごします。
スカちゃんは、メリッサのことを思い出し、メリッサはお姉さんだし代わることのできる人はいないけど、メレディスは、双子の‘かたわれ’なんだわ・・・と思いながら幸せを噛みしめるのでした。
おしまい＾＾
実は、この作品は自分で発掘したわけではなくてLost＆Foundのリストに載っていたものなのです＾＾：
Gillian出演のPlaying by Heartは大好きな映画だったので、クロスオーバーficのリストでタイトルを見つけたとき、すごく読みたくて探したんですけど、どこにもなくて、作家さんのアドレスも、もう使われていないアドレスになってしまってるようで連絡がとれなかったんです。それでリストを作られた方にお聞きしてみたら、その方がこのficを見つけられたというサイトも閉鎖されてしまっていたらしくて・・・
でも、ATXCで検索したらありました！とご親切にメールをくださって検索の仕方まで説明してくださったんです〜T_T
・・・というわけで、autumn9さんが教えてくださった検索方法はこちら→
まずGoogleのグループATXCにアクセスして
http://groups.google.com/groups?hl=en&lr=&ie=UTF-8&group=alt.tv.x-files.creative
"chesa baker"をタイプして【Search only in ATXC】にチェックを入れて検索しますと、Dancingは４ partsに分かれているのですが、ひとつのページにpart 3まで出てきて、次のページくらいに残りのpart 4が載っていると思います。
タイトルのDancingは・・・Playing by Heartの中に何度か出てくるセリフの中に、メレディスの妹のJoan（アンジェリーナ・ジョリー）が言う"Talking about love is like dancing about architecture."（「愛について語ることは、建築を踊るようなもの」）という言葉があるのですが、もしかしたら、そこからかも？なんて勝手に想像してます＾＾
☆ HISAYOの感想 ☆
うーん♪素敵なお話ですね〜！
本編とはまた違った感じですけども、私もbagpiperさん同様、あのスカちゃん演じるメレディスは可愛い人だなぁって思っています(^^)
またスカちゃんとは違った感じでね！なので彼女がスカちゃんと双子で、いろいろとスカちゃんにアドバイスしてあげている姿なんてすごいニマニマです〜♪こういう展開ってなんか嬉しい私なので〜。ほら、スカちゃんてば本編ではなかなか同性のお友達とお話しているシーンとかって見られないでしょう？だからやっぱりそういうところを求めちゃうっていうのがあるんですよねーー！
そ・れ・で♪
モルスカですけども、いいですねーーー(*>∇<*)
基本的にモルがスカちゃんをすきだーっていうのが好きな私ですけども、こんな風にスカちゃんがモルの事を相談して、がんばって！って後押しされてからの展開っていうのを見るのも大好きで♪
しかもなんかモル可愛いしー！スカちゃんのお部屋にいつも来ているし、タトゥーみて自分もぉ〜なんて言ってタトゥーしちゃうのも可愛いでしょ？その後に自分でやったことなのにスカちゃんに止めるように！なんて言っちゃうのはまさにモルって感じがしますよねぇ〜。なんかこういうモルって私大好きなんです(^^)
それでスカちゃんそっくりなメレディス見たときのモルの表情も実際に見えるようですもの！なんかあの瞳をきょとんとさせて焦っちゃってって感じなんでしょうね〜。それでもって口説いていると思われちゃっったモルがこれまた面白くて(^m^ )クスッ
でもねー！一番のモルの行動でツボだったのは、帰ってこないスカちゃんを心配はしているんでしょうけど、またもやお部屋に勝手に入って枕に顔埋めてクンクンしているところ。だってまさに行動が子犬でしょー(*^O^*)
愛の告白のシーンも良かったし、その後の朝のラブラブな感じがまたねーーーヽ(〃ｖ〃)ノ パァァァァ〜〜♪モルったらスカちゃんのお尻ペチンなんてしちゃったんだぁ〜♪重いとか言ってふざけちゃったんだぁ〜♪ってどんどん楽しくなって来ちゃう私がおりました。それでもってそんな風にムクれて見せるスカちゃんっていうのがこれまたキュートでしょう！可愛いでしょう！チャーミングでしょう！愛くるしいでしょうーーー(*^O^*)←いいすぎ？だって、こういうモルスカ大好きなんですものぉ〜♪←私も♪多すぎ(^^;
なんかね、出生とかのいきさつは悲しいし、スカママとの関係なんかも実は・・って事でちょっと辛かったりもするかなぁって思いながら読み進めさせて頂いたのですけどすぐにそんなことは忘れ去ってしまいました(^^)だってちゃんとスカちゃんがそれをまっすぐに受け止めているから。
そしてそんな姉妹同士（ましてや双子）の会話とかすごーく良かったです。私には姉妹がいないんですけど、こういうお話を読むとますます姉妹がうらやましくなります〜。
そしてモルスカラブラブだし(*^.^*)そのラブラブな感じがこれまたとってもツボでしたー！
bagpiperさん、素敵なＦＩＣのご紹介ありがとうございました。また是非、ＦＩＣご紹介して下さいね♪
